日本新聞: 新型コロナ「第3波」入院時点で重症やその後の死亡が増加

新型しんがたコロナ「第だい3波は」入院にゅういん時点じてんで重症じゅうしょうやその後そのごの死亡しぼうが増加ぞうか

Feb 19, 2021 05:02 0

Furigana

新型しんがたコロナウイルスの感染かんせん拡大かくだいの「第だい3波は」にあたる去年きょねん11月つきに入院にゅういんした患者かんじゃは、その前まえの時期じきより入院にゅういんの時点じてんで重症じゅうしょうだった人ひとが増ふえ、その後そのご亡なくなった割合わりあいもやや増ふえたことが国立こくりつ国際こくさい医療いりょう研究けんきゅうセンターなどが全国ぜんこく各地かくちの入院にゅういん患者かんじゃの経過けいかを分析ぶんせきした結果けっか、分わかりました。病床びょうしょうがひっ迫ひっぱくする中なか、高齢こうれい者しゃなど重症じゅうしょう化かリスクの高たかい人ひとが多おおく入院にゅういんしていたことを反映はんえいしていると見みられています。国立こくりつ国際こくさい医療いりょう研究けんきゅうセンターは、全国ぜんこく各地かくちの医療いりょう機関きかんの協力きょうりょくを得えて新型しんがたコロナウイルスで入院にゅういんした患者かんじゃの経過けいかを調しらべていて、去年きょねん11月つき末まつまでに入院にゅういんしたおよそ1万まん9000人にんについて解析かいせきした結果けっかが18日にち開ひらかれた厚生こうせい労働ろうどう省しょうの専門せんもん家か会合かいごうで示しめされました。

それによりますと、感染かんせん拡大かくだいの「第だい3波は」にあたる11月つきに入院にゅういんした患者かんじゃは全国ぜんこくで3053人にん登録とうろくされていて、入院にゅういんの時点じてんで人工じんこう呼吸こきゅう器きが必要ひつようなど、重症じゅうしょうだった患者かんじゃは632人にんと入院にゅういん患者かんじゃ全体ぜんたいの20.7％で、その前まえの6月つきから10月つきまでの5か月かげつ間かんの16.9％より多おおくなっていました。

また、11月つきには入院にゅういん時じに軽症けいしょうや中等ちゅうとう症しょうだった患者かんじゃで亡なくなった人ひとは1.4％で、その前まえの5か月かげつ間かんとほぼ変かわらなかった一方いっぽう、入院にゅういん時じに重症じゅうしょうだった患者かんじゃでは12.3％が亡なくなり、9.5％だったその前まえの5か月かげつ間かんよりやや増加ぞうかしていました。

入院にゅういん患者かんじゃのうち、60代だい以上いじょうの割合わりあいは11月つきには45.7％とその前まえの5か月かげつ間かんの35.6％より増ふえていて、厚生こうせい労働ろうどう省しょうは「病床びょうしょうがひっ迫ひっぱくする中なかで、重症じゅうしょう化かリスクが高たかい高齢こうれい者しゃなどが中心ちゅうしんに入院にゅういんしていたことが反映はんえいされている」としています。