モグラとたいよう
「どんこの
川入り」という
言葉があります。
1月の
終わりごろの
暖かい
日を「どんこの
川入り」と
言います。
この言葉の
由来は、
昔の
話にあります。
昔、モグラは
土の
上で
生活していました。
ある暑い
日、モグラたちは「
太陽を
落としてしまおう」と
考えました。
太陽がなくなれば、
暑くなく
なるからです。
この話を
聞いたカエルは、
びっくりしました。
太陽がなくなると、
川や
池が
凍ってしまいます。
カエルの
奥さんは
赤ちゃんを
産むことができなくなります。
カエルは
急いで、
東に
行きました。
太陽は
東から
昇るからです。
そして、
太陽にモグラのことを
話しました。
モグラは、
太陽が
昇ったとき、
太陽を
落とすために
矢を
用意していました。
しかし、
太陽は
いつもの
2倍か
3倍の
強い
光を
出しました。
モグラは
目が
見えなくなって、
土の
中に
入りました。
そして、
太陽はカエルとの
約束を
守りました。
1月の
終わりごろ、
2日か
3日、
暖かい
日を
作りました。
カエルの
奥さんは
赤ちゃんを
産むことができました。
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