新型コロナウイルスのワクチンについて、
政府は「
感染対策の
決め手」と
位置づけ
最優先に
審査を
進め、
早ければ
来月下旬にも
接種を
開始できるよう
体制の
整備を
急ぐ方針です。
新型コロナウイルスのワクチンをめぐり、
政府は、
欧米の
製薬会社3
社と、
合わせて2
億9000
万回分の
供給を
受ける契約などを
結んでいて、
このうちアメリカの
製薬大手ファイザーは
先月、
厚生労働省に
承認を
求める申請をしています。
政府は、ワクチンを感染防止と経済対策を両立させる「感染対策の決め手」と位置づけ、最優先で審査を進めることにしていて、早ければ来月中にも承認するかどうか結論が出る見通しです。
これを見据え政府は、どのような順番で接種するかの案をまとめていて、来月下旬をめどに医療従事者、3月下旬をめどに高齢者、その後、基礎疾患のある人などを優先するとしています。
さらに、ワクチンの保管や接種を行う場所の選定や、接種に必要なクーポンなどの準備を進めるよう自治体に求めています。
一方で、海外では、接種後に激しいアレルギー反応のような症状が出たとする報告もあることから、接種後の経過観察など、副反応の具体的な事例や対処法について情報開示を進めることにしていて、承認後、早期に接種を開始できるよう体制の整備を急ぐ方針です。