中国でスパイ
行為に
関わった
などとして
拘束され、1
審で
実刑判決を
受けた
日本人男性2
人の
上訴について、
中国の
裁判所が
いずれも
棄却し、
判決が
確定していたことがわかりました。
上訴が
棄却されたのは、2016
年に
訪問先の
北京で
拘束され、
おととし、
懲役6
年などの
判決を
言い渡された「
日中青年交流協会」の
鈴木英司理事長と、2015
年に
北京で
拘束され、3
年前に
懲役12
年などの
判決を
言い渡された
北海道の70
代の
日本人男性です。
2人はいずれもスパイ行為に関わったなどとして拘束され、関係者によりますと、1審の実刑判決を不服として上訴していましたが、去年11月に開かれた非公開の裁判で棄却されたということです。
中国は2審制で、それぞれの判決が確定しました。
中国では反スパイ法が施行されたよくとしの2015年以降、スパイ行為などを疑われてこれまでに少なくとも15人の日本人が拘束されました。
このうち9人が起訴され、今回、上訴が棄却された2人を含め全員の刑が確定しました。
いずれの裁判もどういった経緯で拘束され、どのような行為が問題視されたのかは明らかになっていません。