Báo tiếng Nhật: 精神科病院の身体拘束 “日本はアメリカの260倍超”

精神せいしん科か病院びょういんの身体しんたい拘束こうそく “日本にっぽんはアメリカの260倍ばい超ちょう”

Jan 19, 2021 06:01

Furigana

患者かんじゃの手足てあしなどを固定こていする「身体しんたい拘束こうそく」について、日本にっぽんの人口じんこう当あたりの実施じっし率りつがアメリカの260倍ばいを超こえるなどとする分析ぶんせき結果けっかを、杏林きょうりん大学だいがくなどの研究けんきゅうグループが発表はっぴょうしました。調査ちょうさをした専門せんもん家かは「他国たこくと比較ひかくにならないほど多おおく、地域ちいきで生活せいかつできる環境かんきょうに変かえる必要ひつようがある」と指摘してきしています。調査ちょうさは、杏林きょうりん大学だいがく保健ほけん学部がくぶの長谷川はせがわ利夫としお教授きょうじゅがアメリカやオーストラリアの研究けんきゅう者しゃらと共同きょうどうで行おこない先月せんげつ、イギリスの医学いがく雑誌ざっし「エピデミオロジーアンドサイキアトリックサイエンシス」で公表こうひょうしました。

2017年ねんに各国かっこくの精神せいしん科か病院びょういんで行おこなわれた身体しんたい拘束こうそくについて、公表こうひょうされたデータをもとに分析ぶんせきしたところ、日本にっぽんでは一いち日にちに人口じんこう100万まん人にん当あたり98.8人にんが身体しんたい拘束こうそくを受うけていたということです。

身体しんたい拘束こうそくが行おこなわれた割合わりあいをほかの国くにと比較ひかくすると、100万まん人にん当あたり0.371人にんだったアメリカの266倍ばい、0.165人にんのオーストラリアに比くらべると599倍ばいに上のぼるということです。

調査ちょうさをした長谷川はせがわ教授きょうじゅは、日本にっぽんでの身体しんたい拘束こうそくについて「他国たこくと比較ひかくにならないほど圧倒的あっとうてきに多おおい」としたうえで「歴史れきし的てきな背景はいけいもあり、一般いっぱん医療いりょうに比くらべて少すくない医療いりょうスタッフで運営うんえいされている病院びょういんが多おおいことが影響えいきょうしている。病院びょういんに行いかなくても、地域ちいきで支援しえんを受うけながら生活せいかつできる環境かんきょうに変かえていくことが必要ひつようだ」と指摘してきしています。

精神せいしん科か病院びょういんの身体しんたい拘束こうそく “日本にっぽんはアメリカの260倍ばい超ちょう”

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