東京都内では28
日の
救急車の
出動率が80%を
超え、
東京消防庁は27
日に
続いて2
日連続で「
救急車ひっ迫アラート」を
発表しました。
都内の
救急車の
出動要請は12
月に
入ってから
急増していて、
東京消防庁は
年末年始の
救急車の
適正利用を
呼びかけています。
東京消防庁の管内では28日、286台ある救急車の出動率が80%を超え、午前11時に「救急車ひっ迫アラート」を発表して、非常用の救急車20台ほどを追加で稼働しました。
アラートの発表は27日に続いて2日連続で、12月だけで9回にのぼっています。
東京消防庁によりますと、新型コロナが5類に移行して初めての年の瀬を迎え、人の動きが活発になっていることから、新型コロナやインフルエンザなどの感染症に加えて交通事故やケガなども増えているということです。
ことしに入ってからの管内の救急出動の件数は90万件を超え、すでに2年続けて過去最多を更新しています。
去年の119番通報の2割は緊急性が低かったほか、搬送された人の半数以上は軽症だったということで、東京消防庁は、年末年始も救急車がひっ迫するおそれがあるとして、必要な人を迅速に搬送できるよう、救急車の適正利用を呼びかけています。
総合指令室の藤野祐三消防司令補は「正月は餅をのどに詰まらせる事故が増えますが、そういう時は迷わず救急車を呼ぶ一方、判断に迷う時には、まずは専用の相談ダイヤル『#7119』に問い合わせてほしい」と話していました。