Actualités japonaises: 能登半島地震 “阪神・淡路大震災の地震に匹敵する”専門家

能登のと半島はんとう地震じしん “阪神はんしん・淡路あわじ大震災だいしんさいの地震じしんに匹敵ひってきする”専門せんもん家か

Jan 2, 2024 22:01

Furigana

石川いしかわ県けん能登のと地方ちほうで震度しんど7の揺ゆれを観測かんそくした地震じしんで、京都きょうと大学だいがく防災ぼうさい研究所けんきゅうじょの境さかい有紀ゆうき教授きょうじゅが地震じしん計けいのデータを分析ぶんせきしたところ、穴水あなみず町まちの地震じしん計けいでは、建物たてものに大おおきな被害ひがいを与あたえる周期しゅうきが1秒びょうから2秒びょうの揺ゆれが多おおく含ふくまれていて、阪神はんしん・淡路あわじ大震災だいしんさいを引き起ひきおこした地震じしんに匹敵ひってきするということです。境さかい教授きょうじゅは「自宅じたくなどに立ち入たちいる際さいは、建物たてものが少すこしでも傾かたむいていないかを確認かくにんすることが重要じゅうようだ」と指摘してきしています。

地震じしんの揺ゆれと建物たてもの被害ひがいとの関係かんけいに詳くわしい京都きょうと大学だいがく防災ぼうさい研究所けんきゅうじょの境さかい有紀ゆうき教授きょうじゅは、石川いしかわ県けんで震度しんど7の揺ゆれを観測かんそくしたマグニチュード7.6の地震じしんについて、能登のと地方ちほうに設置せっちされている地震じしん計けいのデータを分析ぶんせきしました。

地震じしんの揺ゆれのうち、木造もくぞう住宅じゅうたくや10階かい以下いかの建物たてものに大おおきな被害ひがいを与あたえるのは周期しゅうきが1秒びょうから2秒びょうの揺ゆれとされています。

境さかい教授きょうじゅが分析ぶんせきしたところ

穴水あなみず町まちの地震じしん計けいでは、1秒びょうから2秒びょうの揺ゆれの成分せいぶんは1995年ねんの阪神はんしん・淡路あわじ大震災だいしんさいを引き起ひきおこした地震じしんに匹敵ひってきするということです。

このほか、珠洲すず市しや輪島わじま市しの地震じしん計けいでも建物たてものに大おおきな被害ひがいを与あたえる揺ゆれが観測かんそくされているということです。

こうした分析ぶんせき結果けっかをもとに各地かくちの建物たてもののデータを用もちいて被害ひがいを推計すいけいしたところ、全壊ぜんかいや大破たいはした可能かのう性せいのある建物たてものは「木造もくぞう」とビルなどの「中ちゅう低層ていそう非ひ木造もくぞう」で、合あわせて少すくなくとも726棟むねに上のぼるということです。

また、人口じんこうのデータから、これらの建物たてものに暮くらすのは合あわせて6100人にん余あまりだとみられるとしています。

境さかい教授きょうじゅは「建物たてものがなんとか建たっていても実じつは致命ちめい的てきな被害ひがいを受うけていて、震度しんど2や3くらいの小ちいさな揺ゆれでも倒壊とうかいする可能かのう性せいがある。自宅じたくなどに立ち入たちいる際さいは、建物たてものが少すこしでも傾かたむいていないか、確認かくにんすることが重要じゅうようだ」と指摘してきしています。