また北陸と新潟県では6日から7日にかけて広い範囲で雨が降る見込みです。地震の揺れで地盤が緩んでいるところがあり、土砂災害に十分注意してください。
今月1日午後4時10分ごろに発生した能登半島地震では
▽石川県の志賀町で震度7の激しい揺れを観測したほか、
▽震度6強の揺れを七尾市と輪島市、珠洲市、穴水町で観測しました。
また、
▽新潟県と石川県、富山県、福井県、長野県、岐阜県で震度6弱から5弱を観測しました。
能登地方やその周辺を震源とする地震はその後も続いていて、震度1以上の揺れを観測した地震は5日午前8時までに799回に上っています。
気象庁は、揺れの強かった地域では、家屋の倒壊や土砂災害などの危険性が高まっているため、1日の地震から1週間ほどは最大震度7程度の揺れに注意するよう呼びかけています。
少しの雨でも土砂災害に十分注意
北陸と新潟県では、6日から7日にかけて広い範囲で雨が降る見込みで、6日昼までの24時間に降る雨の量は石川県などいずれも多いところで40ミリと予想されています。
また、7日昼までの24時間に降る雨の量は石川県、富山県、福井県、新潟県のいずれも多いところで50ミリと予想されています。
地震の揺れで地盤が緩んでいるところがあり、少しの雨でも土砂災害の危険度が高まるおそれがあります。
引き続き土砂災害に十分注意し、斜面などには近づかないようにしてください。
災害関連死を防いで!
過去の地震では、揺れから助かったあとに避難生活の中で命を落とす災害関連死が多く発生しています。
北陸と新潟県では冬型の気圧配置の影響で7日午後からは雨が雪に変わり、冷え込みが強まると予想されているため低体温症に十分注意してください。
まだ支援が十分に届いていない避難所もありますが、体調を崩している人がいないか声をかけあい、できるかぎり暖を取って定期的に足を動かすなどの対策を心がけてください。