孤立については男性、特に30代から50代で友人などの相談相手がいない傾向がみられました。
今後は単身世帯の増加を背景に、孤独・孤立の問題の深刻化が懸念されています。
政府は、今月、孤独や孤立の問題に関する重点計画を改定し、電話で24時間対応する相談ダイヤルを定期的、継続的に行うことや、日常生活の中でつながりを築き、気軽に悩みを相談できる居場所づくりに取り組むこと、それに子どもたちの孤独や孤立についても実態把握に努めることなどを盛り込み、対策を推進するとしています。
この電話相談は、政府の孤独・孤立対策担当室が28日から全国一斉で行っています。
このうち、東京 千代田区にある生活困窮者などを支援する団体では、職員らが電話を受け、「仕事を失い、生活保護は受けているがひきこもりに近い状態だ」、「人間関係で同じような悩みを持つ人のグループにも参加したが、自分より若い世代が多くて話が合わず、孤独を感じる」といった話を丁寧に聞き、より具体的に対応できる相談先につないでいました。
孤独・孤立対策担当室によりますと、ことしは物価高や長引くコロナ禍で、仕事がなくなり生活が苦しくなっている人や食料支援を受けられずに食事を切り詰めている人が見られるということです。
インターネットで孤独や孤立に悩む人からの相談に応じているNPO法人「あなたのいばしょ」の大空幸星理事長は「年末年始、お正月というのは、家族で一緒に集まって家族団らんを過ごす人とそうでない人の対比がものすごく鮮明に出てくる。そうしたときに、1人ではない、孤独ではないと感じてもらうような支援の在り方が求められている」と話していました。
電話相談は新年1月4日まで行われ、政府は気軽に相談してほしいとしています。
相談ダイヤルの電話番号は「#9999」です。
孤立については男性、特に30代から50代で友人などの相談相手がいない傾向がみられました。
今後は単身世帯の増加を背景に、孤独・孤立の問題の深刻化が懸念されています。
政府は、今月、孤独や孤立の問題に関する重点計画を改定し、電話で24時間対応する相談ダイヤルを定期的、継続的に行うことや、日常生活の中でつながりを築き、気軽に悩みを相談できる居場所づくりに取り組むこと、それに子どもたちの孤独や孤立についても実態把握に努めることなどを盛り込み、対策を推進するとしています。