3
年前、
埼玉県八潮市で
給食を
食べた
小中学生など3400
人余りが
下痢や
腹痛などの
症状を
訴えた
集団食中毒で、
警察は
給食を
調理した
会社の
役員など3
人を
業務上過失傷害の
疑いで
書類送検したことが、
捜査関係者への
取材でわかりました。
3年前の6月、八潮市の小中学校で給食を食べた児童や生徒など、3400人余りが下痢や腹痛などの症状を訴え、保健所が調べたところ給食に出された海藻サラダから、病原大腸菌「O7」が検出され、集団食中毒の原因とされました。
県などによりますと、海藻は、乾燥した状態から戻すために加熱処理をする必要がありましたが、当時、水で戻していたということです。
捜査を続けた結果、警察は、給食を調理した八潮市の「協同組合 東部給食センター」の60代の男性役員と50代の女性社員を、従業員に対し加熱処理するよう十分な指示をしていなかったなどとして、6日に業務上過失傷害の疑いで書類送検したことが捜査関係者への取材でわかりました。
また、調理を担当していた30代の男性社員も業務上過失傷害の疑いで書類送検されたということです。
書類送検について、「協同組合 東部給食センター」は「詳細について確認中のため、コメントは差し控える」としています。