日本新聞: 地下鉄切りつけ事件凶器の包丁 “自宅から持ってきた”供述

地下鉄ちかてつ切きりつけ事件じけん凶器きょうきの包丁ほうちょう “自宅じたくから持もってきた”供述きょうじゅつ

N2 May 10, 2025 16:05 9

Furigana 翻译

東京とうきょうメトロ南北なんぼく線せんの東大とうだい前ぜん駅えきで、43歳さいの容疑ようぎ者しゃが乗客じょうきゃくの大学生だいがくせいに切きりつけ逮捕たいほされた事件じけんで、容疑ようぎ者しゃが凶器きょうきの包丁ほうちょうについて「数すう年ねん前まえにインターネットで購入こうにゅうし、自宅じたくから持もってきた」と供述きょうじゅつしていることが、捜査そうさ関係かんけい者しゃへの取材しゅざいで新あらたにわかりました。警視庁けいしちょうは事件じけんの詳くわしいいきさつなどを引き続ひきつづき調しらべています。

長野ながの県けん生坂いくさか村むらの無職むしょく、戸田とだ佳孝よしたか容疑ようぎ者しゃ（43）は5月つき7日にち、東京とうきょう文京ぶんきょう区くの東京とうきょうメトロ南北なんぼく線せん東大とうだい前ぜん駅えきのホームで、電車でんしゃに乗り込のりこもうとした20歳さいの大学生だいがくせいに突然とつぜん、包丁ほうちょうで切きりつけてけがをさせたとして、殺人さつじん未遂みすいと銃刀じゅうとう法ほう違反いはんの疑うたがいが持もたれています。

警視庁けいしちょうの調しらべに対にたいし「教育きょういく熱心ねっしんな親おやのせいで中学ちゅうがく時代じだいに不ふ登校とうこうになって苦労くろうした。

東大とうだい前まえで事件じけんを起おこすことで、世間せけんの親おやたちに、度どが過すぎると子こどもがグレて、犯罪はんざいをおかすようになることを示しめしたかった。生活せいかつが経済けいざい的てきに立たちゆかなくなったことも事件じけんを起おこす理由りゆうになった」などと供述きょうじゅつしているということです。

容疑ようぎ者しゃは大学生だいがくせいに切きりつけた際さいの包丁ほうちょうのほか、もう1本ほん、別べつの包丁ほうちょうもかばんの中なかに所持しょじしていましたが、捜査そうさ関係かんけい者しゃによりますと「いずれも数すう年ねん前まえ、インターネットで購入こうにゅうし、自宅じたくから持もってきた」と供述きょうじゅつしているということです。