ロシアとウクライナ 今月こんげつ15日にちの直接ちょくせつ協議きょうぎ 実現じつげんは不透明ふとうめいな情勢じょうせい

ロシアのプーチン大統領だいとうりょうが11日にちにウクライナとの直接ちょくせつ協議きょうぎを今月こんげつ15日にちにトルコのイスタンブールで行おこなうことを提案ていあんしたのに対にたいし、ウクライナのゼレンスキー大統領だいとうりょうは「私わたしは15日にちにトルコでプーチンを待まっている」と述のべました。

プーチン大統領だいとうりょうに会談かいだんを呼よびかけたものですが、プーチン氏しは自身じしんの出席しゅっせきを想定そうていしていないとみられ、ロシア大統領だいとうりょう府ふのペスコフ報道ほうどう官かんは12日にち、定例ていれいのブリーフィングの中なかではこれに反応はんのうしませんでした。

一方いっぽう、ウクライナは、まずはロシアが12日にちからの少すくなくとも30日間にちかんの停戦ていせんに応おうじるべきだと求もとめています。

しかし、ロシア国防省こくぼうしょうは12日にち、SNSの戦況せんきょう報告ほうこくの中なかで「特別とくべつ軍事ぐんじ作戦さくせんを継続けいぞくしている」と表明ひょうめいし、ウクライナのシビハ外相がいしょうもウクライナ軍ぐんの総そう司令しれい官かんから入手にゅうしゅした前線ぜんせんの最新さいしん情報じょうほうとして、ロシアは停戦ていせんの呼よびかけを完全かんぜんに無視むしし攻撃こうげきを続つづけているとSNSで明あきらかにしました。

停戦ていせんをめぐる交渉こうしょうに向むけたロシアとウクライナ双方そうほうの立場たちばが一致いっちしない中なか、15日にちに協議きょうぎが実現じつげんするのか不透明ふとうめいな情勢じょうせいです。

トランプ大統領だいとうりょう「両りょう首脳しゅのうが行いくと信しんじている」

アメリカのトランプ大統領だいとうりょうは12日にち、ホワイトハウスで記者きしゃ団だんに対にたいし「木曜日もくようびの協議きょうぎでよい結果けっかが出でてくるかもしれない。

トランプ大統領だいとうりょうは今週こんしゅう、サウジアラビアなど中東ちゅうとう3か国かこくを訪問ほうもんする予定よていで、「私わたしは木曜日もくようびに中東ちゅうとうのどこかにいる。

トランプ大統領だいとうりょうは、就任しゅうにん前まえからウクライナでの戦闘せんとうの早期そうきの終結しゅうけつに意欲いよくを示しめしてきましたが、仲介ちゅうかいは難航なんこうしていて、直接ちょくせつ会談かいだんを実現じつげんすることで事態じたいの打開だかいにつなげたいねらいがあるとみられます。

ゼレンスキー大統領だいとうりょう「トランプ大統領だいとうりょうの考かんがえを支持しじ」

ウクライナのゼレンスキー大統領だいとうりょうは12日にち、アメリカのトランプ大統領だいとうりょうの発言はつげんを受うけてSNSにメッセージを投稿とうこうし「非常ひじょうに重要じゅうような発言はつげんだ。

そのうえで「ウクライナは、トランプ大統領だいとうりょうが私わたしたちとともにトルコでの会談かいだんに出席しゅっせきすることを願ねがっている」と投稿とうこうし、トランプ大統領だいとうりょうがトルコを訪おとずれることに期待きたいを示しめしました。

ロシア外相がいしょうがトルコ外相がいしょうと電話でんわ会談かいだん

ロシア外務省がいむしょうは12日にち、ラブロフ外相がいしょうがトルコのフィダン外相がいしょうと電話でんわ会談かいだんを行おこなったと発表はっぴょうしました。

電話でんわ会談かいだんの内容ないようの詳細しょうさいは明あきらかにしていませんが、プーチン大統領だいとうりょうが今月こんげつ15日にちにトルコのイスタンブールでウクライナとの直接ちょくせつ協議きょうぎを行おこなうことを提案ていあんしたことをめぐって議論ぎろんしたとしています。

ゼレンスキー大統領だいとうりょう トルコ大統領だいとうりょうと電話でんわ会談かいだん

ウクライナのゼレンスキー大統領だいとうりょうは12日にち、SNSで、トルコのエルドアン大統領だいとうりょうと電話でんわ会談かいだんを行おこなったと明あきらかにしました。

この中なかでロシアのプーチン大統領だいとうりょうと直接ちょくせつ、実質じっしつ的てきな会談かいだんを行おこなう用意よういがあるとエルドアン大統領だいとうりょうに伝つたえたとしています。

これに対にたいし、エルドアン大統領だいとうりょうは会談かいだんの開催かいさいに向むけて準備じゅんびができていると表明ひょうめいしたということです。

そして、ゼレンスキー大統領だいとうりょうは「ロシアは、直接ちょくせつ会談かいだんの提案ていあんに沈黙ちんもくしたままだ」と指摘してきし、プーチン大統領だいとうりょうはトルコでの会談かいだんに応おうじるのか態度たいどを明確めいかくにするよう求もとめました。

一方いっぽう、トルコの大統領だいとうりょう府ふによりますと、エルドアン大統領だいとうりょうは「トルコが必要ひつような支援しえんを行おこなう用意よういがある」としたうえで、「開ひらかれた機会きかいの窓まどを無駄むだにすべきではない」と強調きょうちょうしたということです。

エルドアン大統領だいとうりょうは11日にちにはプーチン大統領だいとうりょうとも電話でんわ会談かいだんを行おこない、プーチン大統領だいとうりょうがトルコでウクライナ側がわとの直接ちょくせつ協議きょうぎを提案ていあんしたことについて歓迎かんげいする意向いこうを示しめしていました。