中国の
習近平国家主席は、
中南米諸国との
閣僚級の
会議で
演説し、
この地域の
発展を
支援するため、
日本円にして
およそ1
兆3000
億円の
融資枠を
提供すると
表明しました。
中國國家主席習近平在與中南美洲國家的部長級會議上發表演說,表示將提供約1兆3000億日圓的貸款額度,以支援該地區的發展。
アメリカとの
貿易摩擦の
先行きが
依然、
不透明な
中、
中南米諸国との
関係を
強化し、
貿易の
多角化を
進めるねらいが
あるとみられます。
在與美國的貿易摩擦前景依然不明朗的情況下,外界認為這是為了加強與中南美洲各國的關係,並推進貿易多元化。
中国と、中南米やカリブ海地域の33か国でつくるフォーラムの閣僚級会議が13日、北京で開かれ、習近平国家主席が演説しました。
中國與由中南美洲及加勒比海地區33個國家組成的論壇於13日在北京舉行部長級會議,習近平國家主席發表了演說。
習主席は、中国と中南米諸国との貿易総額が去年初めて5000億ドルを突破し、今世紀初めの40倍余りに達したと指摘し「単独主義や保護主義の逆流が勢いを増す中、ともに発展し、運命共同体を構築していきたい」と強調しました。
習主席指出,中國與中南美洲國家的貿易總額去年首次突破五千億美元,是本世紀初的四十多倍,並強調:「在單邊主義與保護主義逆流加劇的背景下,我們希望共同發展,構建命運共同體。」
そのうえで、インフラや農業、エネルギーなどの分野で協力を深めていくほか、中南米やカリブ海地域の発展を支援するため、660億人民元、日本円にしておよそ1兆3000億円の融資枠を提供すると表明しました。
在此基礎上,除了將加強在基礎設施、農業、能源等領域的合作外,還表示將為支援中南美洲及加勒比海地區的發展,提供660億元人民幣,約合1兆3000億日圓的融資額度。
中国は、アメリカとの間で互いに課している追加関税を115%引き下げることで合意したと12日発表し、米中の貿易摩擦はひとまず緩和されることになりました。
中國於12日宣布,已與美國達成協議,雙方將互相調降加徵關稅115%,美中貿易摩擦暫時得以緩和。
ただ、今後、アメリカが求める市場の開放や貿易赤字の削減などについて合意できるかは依然として不透明で、中国としては「アメリカの裏庭」と呼ばれる中南米諸国との関係を強化し、貿易の多角化を進めるねらいがあるとみられます。
不過,今後美國所要求的市場開放以及貿易赤字削減等議題是否能達成共識仍然不明朗,而中國方面則被認為有意加強與被稱為「美國後院」的中南美洲國家的關係,並推動貿易多元化。