일본어 뉴스: 米中互いの追加関税を115％引き下げ

アメリカと中国ちゅうごくは、スイスで行おこなわれた貿易ぼうえき協議きょうぎでの合意ごういを受うけて、日本にっぽん時間じかんの14日にち午後ごご1時じすぎ、これまで互たがいに課かしていた追加ついか関税かんぜいを115％引き下ひきさげました。引き下ひきさげた関税かんぜいのうち、24％については撤廃てっぱいではなく90日間にちかんの停止ていしとなっていて、両国りょうこくは今後こんご、アメリカが求もとめる貿易ぼうえき赤字あかじの解消かいしょうなどに向むけて協議きょうぎを進すすめることになります。

アメリカと中国ちゅうごくは、今月こんげつ10日にちから2日間にちかん、スイスのジュネーブで行おこなった協議きょうぎの結果けっか、互たがいに課かしていた追加ついか関税かんぜいを115％引き下ひきさげることなどで合意ごういしました。

これに基もとづき両国りょうこくは日本にっぽん時間じかんの14日にち午後ごご1時じすぎに関税かんぜいを引き下ひきさげ、アメリカのトランプ政権せいけんによる中国ちゅうごくへの追加ついか関税かんぜいは145％から30％に、中国ちゅうごくによるアメリカへの一律いちりつの追加ついか関税かんぜいは125％から10％になりました。

引き下ひきさげた関税かんぜいのうち24％については撤廃てっぱいではなく90日間にちかんの停止ていしとなっていて、両国りょうこくは今後こんご、経済けいざいや貿易ぼうえき関係かんけいについて協議きょうぎを進すすめることになります。

この中なかで、アメリカ側がわは貿易ぼうえき赤字あかじの解消かいしょうや市場しじょうの開放かいほうを求もとめる一方いっぽう、中国ちゅうごく側がわはすべての関税かんぜい措置そちを撤廃てっぱいするよう求もとめるとみられます。

ただ、トランプ政権せいけんの1期き目めでは、米べい中間ちゅうかんで関税かんぜいの応酬おうしゅうとなってから貿易ぼうえき交渉こうしょうの第だい1段階だんかいの合意ごうい文書ぶんしょに署名しょめいするまで1年ねん半はん以上いじょうかかっていて、両国りょうこくが納得なっとくする形かたちで成果せいかをまとめるのは容易よういではありません。

トランプ大統領だいとうりょうは、協議きょうぎの結果けっかしだいで中国ちゅうごくへの関税かんぜいを再ふたたび引き上ひきあげる可能かのう性せいにも言及げんきゅうしていて、今後こんごの交渉こうしょうの進展しんてんが焦点しょうてんとなります。

中国ちゅうごくからの少額しょうがく輸入ゆにゅう品ひんへの関税かんぜいも引き下ひきさげ

アメリカのトランプ政権せいけんは、中国ちゅうごくへの追加ついか関税かんぜいの引き下ひきさげにあわせて、今月こんげつ新あらたに課かした中国ちゅうごくからの少額しょうがくの輸入ゆにゅう品ひんに対にたいする関税かんぜいについても大幅おおはばに引き下ひきさげました。

アメリカでは、輸入ゆにゅう品ひんの金額きんがくが800ドル以下いかの場合ばあい、関税かんぜいを免除めんじょし、簡易かんい的てきに輸入ゆにゅうできる「デミニミス・ルール」と呼よばれる措置そちがあり、ネット通販つうはんを手てがける中国ちゅうごくの事業じぎょう者しゃはこの措置そちを利用りようして事業じぎょうを急きゅう拡大かくだいしてきました。

このルールについて、トランプ政権せいけんは今月こんげつ2日にちから中国ちゅうごく本土ほんどと香港ほんこんからの輸入ゆにゅう品ひんについては適用てきようをとりやめ、申告しんこく額がくの120％、または1件けんあたり100ドルの、いずれかの関税かんぜいを適用てきようする措置そちを導入どうにゅうし、来月らいげつ1日にちからはこのうち1件けんあたり100ドルの関税かんぜいを200ドルに引き上ひきあげるとしていました。

トランプ政権せいけんは、日本にっぽん時間じかんの14日にち午後ごご1時じすぎ、この120％の関税かんぜい率りつを54％に引き下ひきさげました。

また、1件けんあたり100ドルの関税かんぜいは維持いじするものの、来月らいげつからの引き上ひきあげは凍結とうけつするとしています。

中国ちゅうごく発はつのネット通販つうはん、「Temu」や「SHEIN」などを通をつうじてアメリカ向むけに製品せいひんを輸出ゆしゅつする中国ちゅうごく企業きぎょうは多おおく、100％を超こえる関税かんぜいは大おおきな打撃だげきになるという見方みかたが広ひろがっていました。

トランプ大統領だいとうりょう中国ちゅうごく習主席しゅせきとの直接ちょくせつ交渉こうしょう “ありえる”

トランプ大統領だいとうりょうは、サウジアラビアに向むかう大統領だいとうりょう専用せんよう機きの中なかでFOXニュースのインタビューに応おうじ、その内容ないようが13日にち、伝つたえられました。

この中なかで、アメリカと中国ちゅうごくの関税かんぜいをめぐる合意ごういについて「中国ちゅうごくにとってもよりいいものになる。

合意ごういできることを願ねがっている」と期待きたいを示しめしました。

そしてFOXニュースの司会しかい者しゃから中国ちゅうごくとの合意ごういの最終さいしゅう調整ちょうせいに向むけて習近平ちから国家こっか主席しゅせきと直接ちょくせつ交渉こうしょうする可能かのう性せいがあるか問とわれたことに対にたいして「ありえる。

必要ひつようかどうかは分わからないが、イギリスとの間まではそうなった」と述のべました。

林はやし官房かんぼう長官ちょうかん「動向どうこう注視ちゅうしし適切てきせつに対応たいおう国内こくない対策たいさくも万全ばんぜんを期きす」

林はやし官房かんぼう長官ちょうかんは午後ごごの記者きしゃ会見かいけんで「関連かんれんする動向どうこうを引き続ひきつづき高たかい関心かんしんを持もって注視ちゅうししていくとともに、影響えいきょうを十分じゅうぶんに精査せいさし適切てきせつに対応たいおうしていく」と述のべました。

一方いっぽう、アメリカの関税かんぜい措置そちなどの影響えいきょうで、今年度こんねんどの業績ぎょうせき見通みとおしを未定みていとする企業きぎょうが相次あいついでいることについて「外部がいぶ環境かんきょうの急変きゅうへんを受うけて今後こんごの業績ぎょうせきを見通みとおせない企業きぎょうが一部いちぶあることは承知しょうちしている。