また、
大手製薬会社の
男性ら
中国国内で
拘束された
日本人の
早期解放を
強く
求めることにしています。
Q2.中国側はどのように会談に臨むのでしょうか。
A2.日本との協力関係をより強化したい考えを伝えるとみられます。
とりわけ「ゼロコロナ」政策で停滞した経済の立て直しに向けて、経済的な結びつきの強い日本との関係をこれ以上悪化させたくないところです。
ただ、2
日の
会談を
前に、
中国で
外交を
統括する
王毅政治局委員は、
おととい福田元総理大臣と
会談し、
日本が
アメリカとの
連携を
強化していること
などを
念頭に「
日本の
中国政策が
後退する
可能性を
懸念している」と
述べ
日本側を
けん制しました。
中国としては、アメリカとの対立が長期化する中、日本へのいらだちを見せた形で、2日の会談で日本側がどこまで対中関係の改善に取り組むか見極めるものとみられます。
Q3.
日本側はどのような
姿勢で
会談に
臨んで
いくのでしょうか?
A3.まずは、課題や懸案について、日本側の立場をはっきりと主張することになります。
G7議長国の日本としては、来月の広島サミットを控え、主要な議題となるウクライナ情勢をめぐっても、中国側に直接、責任ある対応を求めることで、議長国としての姿勢を示し、G7での議論をリードするねらいがあります。
一方で、
日本としても
中国との
関係は
極めて重要なものと
位置づけていますので、
対話を
重ねながら、
協力できる分野を
見いだして
いくというのが
基本的なスタンスです。
今回の会談では、建設的で安定的な関係の構築に向けて経済や文化、人的交流といった分野の協力や首脳間の往来などで成果を出せるかが焦点となります。