保釈ほしゃくちゅう逃亡とうぼうのおそれある被告ひこくにGPS装着そうちゃく法制審ほうせいしん要綱ようこう答申とうしん

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Oct 21, 2021 19:10 0
Furigana
Báo tiếng Nhật
日産にっさん自動車じどうしゃのカルロス・ゴーンもと会長かいちょう逃亡とうぼう事件じけんなどけて、法制ほうせい審議しんぎかいは、保釈ほしゃくちゅう海外かいがい逃亡とうぼうそれある被告ひこくにはGPSを装着そうちゃくさせる制度せいど創設そうせつ盛り込もりこんだ要綱ようこう決定けっていし、古川ふるかわ法務ほうむ大臣だいじん答申とうしんしました。

またひと侮辱ぶじょくした行為こうい適用てきようされる侮辱ぶじょくざい懲役ちょうえきけい導入どうにゅうし、法定ほうていけい上限じょうげん引き上ひきあげることも答申とうしんしました。

近年きんねん裁判所さいばんしょ保釈ほしゃくみとめるケースえる一方いっぽうで、日産にっさんのゴーンもと会長かいちょうがレバノンに逃亡とうぼうするなど保釈ほしゃくちゅう被告ひこくらが逃走とうそうする事件じけん相次あいついでいることから、法制ほうせい審議しんぎかいは、刑法けいほうなどの見直みなおけた要綱ようこう決定けっていし、古川ふるかわ法務ほうむ大臣だいじん答申とうしんしました。

要綱ようこうでは、

保釈ほしゃくちゅう海外かいがい逃亡とうぼうすることを防止ぼうしするため、裁判所さいばんしょ必要ひつようみとめた場合ばあいにかぎり、被告ひこくにGPSを装着そうちゃくさせる制度せいど創設そうせつし、立ち入たちい禁止きんしされた空港くうこうなど侵入しんにゅうしたさいは、位置いち情報じょうほう確認かくにんして身柄みがら確保かくほすることができるとしています。

そして

保釈ほしゃくちゅう被告ひこくらが裁判所さいばんしょ出頭しゅっとうしない行為こういや、裁判所さいばんしょ指定していした住居じゅうきょから一定いってい期間きかんはなれる行為こういについて、あら処罰しょばつ対象たいしょうとし、いずれも2ねん以下いか懲役ちょうえきとしています。

また法制ほうせい審議しんぎかいは、SNSじょうのひぼう中傷ちゅうしょう対策たいさく強化きょうかするため、公然こうぜんひと侮辱ぶじょくした行為こうい適用てきようされる侮辱ぶじょくざい懲役ちょうえきけい導入どうにゅうする方針ほうしん決定けっていし、法定ほうていけい上限じょうげん引き上ひきあげて「1ねん以下いか懲役ちょうえき禁錮きんこ」と「30まんえん以下いか罰金ばっきん」を追加ついかすることも答申とうしんしました。

さらに、21にち答申とうしんには、弁護士べんごしなど仲裁ちゅうさいじんが、外国がいこく企業きぎょうなどとのトラブル解決かいけつする「国際こくさい仲裁ちゅうさい制度せいど強化きょうかさく盛り込もりこまれ、仲裁ちゅうさい手続てつづはじまってから判断はんだんまでの一時いちじてき財産ざいさん証拠しょうこ保全ほぜんするために、裁判所さいばんしょによる強制きょうせい執行しっこう可能かのうにするとしています。

法務省ほうむしょうは、来年らいねん通常つうじょう国会こっかいに、刑法けいほうなど改正かいせいあん提出ていしゅつしたいとしています。

GPS装着そうちゃく 導入どうにゅう方針ほうしん背景はいけい

21にち答申とうしんには、保釈ほしゃくちゅう被告ひこく海外かいがい逃亡とうぼうふせため、裁判所さいばんしょ必要ひつようみとめた場合ばあいにかぎり、被告ひこくにGPSを装着そうちゃくさせる制度せいど創設そうせつ盛り込もりこまれました。

こうした方針ほうしん打ち出うちだされた背景はいけいには、保釈ほしゃくされたあとに逃走とうそうしたり、裁判所さいばんしょ出頭しゅっとうしなかったりするケース相次あいついでいることがあり、この10ねん保釈ほしゃく取り消とりけされたひとは200にんあまおよそ5ばい増加ぞうかしています。

そして被告ひこくがGPSを破壊はかいしたり、立ち入たちい禁止きんしされた空港くうこう港湾こうわん施設しせつ侵入しんにゅうしたりするなど出国しゅっこくするそれたか行動こうどうをとったときは、裁判所さいばんしょ検察官けんさつかん位置いち情報じょうほう確認かくにんして、身柄みがら確保かくほすることができるとしています。

一方いっぽうで、被告ひこくのプライバシーなど保護ほごするため、保釈ほしゃくちゅう行動こうどう異常いじょうがない場合ばあいは、位置いち情報じょうほう確認かくにん禁止きんししています。

GPSのシステム裁判所さいばんしょ管理かんりすることになりますが、実際じっさい運用うんよう民間みんかん委託いたくするかや、被告ひこくからだどこにGPSを装着そうちゃくするかなど具体ぐたいてき方法ほうほうについてはまっていません。

侮辱ぶじょくざい懲役ちょうえきけい導入どうにゅう 期待きたいこえ

SNSじょうでのひぼう中傷ちゅうしょうをめぐっては、匿名とくめい投稿とうこう追い詰おいつめられて、被害ひがいしゃがみずからいのち事件じけんきていて、ことし4つきには、投稿とうこうした人物じんぶつすみやか特定とくていできるようあら裁判さいばん手続てつづ創設そうせつする「改正かいせいプロバイダ責任せきにん制限せいげんほう」が成立せいりつしました。

一方いっぽう投稿とうこうした人物じんぶつ刑事けいじ責任せきにんについては、公然こうぜんひと侮辱ぶじょくした行為こうい適用てきようされる侮辱ぶじょくざい法定ほうていけいが「30にち未満みまん拘留こうりゅう」か「1まんえん未満みまん科料かりょう」と刑法けいほうではもっとかることから「被害ひがい実態じったい見合みあっておらず、抑止よくしりょくになっていない」という指摘してきがあります。

そこで法制ほうせい審議しんぎかいは、侮辱ぶじょくざい懲役ちょうえきけい導入どうにゅうする方針ほうしん決定けっていし、法定ほうていけい上限じょうげん引き上ひきあげて「1ねん以下いか懲役ちょうえき禁錮きんこ」と「30まんえん以下いか罰金ばっきん」を追加ついかするようもとめていて、引き上ひきあげが実現じつげんした場合ばあい現在げんざいは1ねん時効じこうが3ねんびることになります。

このため、犯罪はんざい抑止よくし効果こうかくわえて、加害かがいしゃ特定とくてい時間じかんかかるとされるSNSじょうでの投稿とうこうに対にたい捜査そうさ時間じかんかけることが可能かのうなることから、立件りっけんにつながりやすくなると期待きたいするこえもあります。

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Báo tiếng Nhật
N5 Nguồn: Tổng hợp 1337 Nov 4, 2025 03:11