日本新聞: 新型コロナ第6波 “12月から再拡大” AIが予測警戒呼びかけ

新型しんがたコロナ第だい6波は “12月つきから再さい拡大かくだい” AIが予測よそく警戒けいかい呼よびかけ

Nov 2, 2021 15:11

Furigana

新型しんがたコロナウイルスの今後こんごの感染かんせん状況じょうきょうについて、内閣ないかく官房かんぼうの「COVID-19AI・シミュレーションプロジェクト」に参加さんかする名古屋なごや工業こうぎょう大学だいがくの平田ひらた晃あきら正せい教授きょうじゅは、人工じんこう知能ちのう＝AIによる分析ぶんせきの結果けっか、12月つきから再さい拡大かくだいし、来年らいねん1月つき中旬ちゅうじゅんごろに第だい6波はのピークを迎むかえると予測よそくし警戒けいかいを呼よびかけています。

平田ひらた教授きょうじゅによりますと、人ひとの流ながれや気象きしょう条件じょうけんやワクチンの接種せっしゅ状況じょうきょうなどの、さまざまな条件じょうけんを組み合くみあわせてAIで分析ぶんせき、予測よそくしたところ、12月つきになるとワクチンの効果こうかが薄うすれ、年末ねんまつの飲食いんしょくの機会きかいが増ふえることから、新型しんがたコロナウイルスの感染かんせん者しゃが再さい拡大かくだいし、感染かんせんの第だい6波はが来くると予測よそくされるということです。

第だい6波はのピークは、来年らいねん1月つき中旬ちゅうじゅんごろになる見通みとおしですが、ワクチンの接種せっしゅが進すすんだことで、第だい5波はよりも小ちいさい規模きぼになる可能かのう性せいが高たかいと予測よそくされているということです。

平田ひらた教授きょうじゅは「第だい5波はについては、感染かんせん者しゃ数すうが多おおくなることも、ワクチンの効果こうかで9月つきで急減きゅうげんすることも予測よそくできていた。これからの季節きせつは忘年ぼうねん会かいなどで、ふだん関かかわらない人ひとと接せっする機会きかいが増ふえるので、来年らいねん1月つきに第だい6波はのピークが来くる。その山やまをできるだけ小ちいさくするためには、引き続ひきつづき感染かんせん対策たいさくを徹底てっていすることがきわめて重要じゅうようだ。また3回かい目めのワクチン接種せっしゅをすることで、新規しんきの陽性ようせい者しゃが急増きゅうぞうするのを防ふせぐことができる」と警戒けいかいを呼よびかけています。