宇宙で起きた大規模な衝突から生じた重力波が、数十億年の旅を経て地球に到達しました。国際天文学研究チームはこのほど、2015年にこの現象が発見されて以来、最大数の重力波を観測したと発表しました。
重力波は19年11月~20年3月に35回観測されました。重力波は主に、2つのブラックホールの合体によって発生しますが、まれに起きる高密度の中性子星とブラックホールの衝突によって発生することもあります。
15~16年に重力波が観測されのはわずか3回のみです。これで15~20年の観測回数は合計90回になりました。
重力波は米国の重力波望遠鏡LIGOとイタリアのバーゴを使って観測し、8日に研究結果が発表されました。
