JR北海道は何者かが撮影のため置いた可能性があるとみて警察に相談したということで、「非常に危険な行為のため絶対にやめてほしい」と呼びかけています。
JR北海道によりますと今月1日、JR宗谷線の美深駅と天塩川温泉駅の間を除雪のため走行していたラッセル車の運転士が、線路上に高さ50センチほどの雪の塊があることを気付き、およそ20メートル手前で急停止しました。
急停止した当時は線路上に雪は積もっておらず、人為的に線路外から持ち込まれた雪の塊がおよそ2メートルの範囲にわたり積み上げられていたということです。
JRは現場近くでラッセル車を撮影していたとみられる複数の人たちに事情を聞きましたが、詳しいいきさつは分からなかったということです。
JR北海道は何者かが迫力あるラッセル車の写真を撮影しようと雪の塊を置いた可能性もあるとみて警察に相談し、社員による周辺のパトロールを強化しています。
JR北海道は「線路内に無断で立ち入ったり、線路上に雪や物などを置いたりする行為は大変危険なので、絶対にやめてほしい」と呼びかけています。