【ライブちゅう】ホンダ 日産にっさん 経営けいえい統合とうごう協議きょうぎ打ち切うちき

Easy Japanese news
Feb 13, 2025 17:02 66
Furigana
Japanese newspaper
ホンダと日産にっさん自動車じどうしゃは13にち取締役とりしまりやくかい経営けいえい統合とうごうけた協議きょうぎ打ち切うちきことをめました。ホンダが打診だしんした子会社こがいしゃあん日産にっさん受け入うけいれず、両社りょうしゃみぞふかまったためで、日本にっぽん代表だいひょうする自動車じどうしゃ大手おおてどうしの経営けいえい統合とうごう実現じつげんしませんでした。

日産にっさん最終さいしゅうてき損益そんえき 800おくえん赤字あかじ今年度こんねんど決算けっさん見通みとお修正しゅうせい

日産にっさん自動車じどうしゃは13にち今年度こんねんど決算けっさん見通みとおしを修正しゅうせいし、これまで未定みていとしていた最終さいしゅうてき損益そんえきが800おくえん赤字あかじなる見込みこだとしました。

販売はんばい不振ふしんアメリカてこ入てこいのための費用ひようふくらんでいることにくわえて、人員じんいん削減さくげんなどのための損失そんしつ計上けいじょうしたためです。

また売り上うりあについてもこれまでの見通みとおより2000おくえんすくない12ちょう5000おくえん本業ほんぎょうのもうけをしめ営業えいぎょう利益りえきも300おくえんすくない1200おくえん見込みこんでいます。

一方いっぽう去年きょねん4つきから12つきまでの9か月かげつかん決算けっさんについては、売り上うりあまえとしおな時期じきより0.3%って9ちょう1432おくえん営業えいぎょう利益りえきは86.6%って640おくえん最終さいしゅうてき損益そんえきは98.4%って51おくえんにとどまるとしています。

ホンダと日産にっさん 経営けいえい統合とうごう協議きょうぎ打ち切うちき決定けってい

ホンダと日産にっさんは13にち、それぞれ取締役とりしまりやくかいひらいて去年きょねん12つきむすんだ基本きほん合意ごういしょ撤回てっかいし、経営けいえい統合とうごうけた協議きょうぎ打ち切うちきことをめました。

両社りょうしゃ協議きょうぎ打ち切うちき理由りゆうについて「意思いし決定けってい経営けいえい施策しさく実行じっこうスピード優先ゆうせんするためには、経営けいえい統合とうごう実行じっこう見送みおくことが適切てきせつある判断はんだんした」としています。

両社りょうしゃ持ち株もちかぶ会社かいしゃ設立せつりつしたうえで、両社りょうしゃ傘下さんかにおさめるかたちでの経営けいえい統合とうごう目指めざして協議きょうぎはじめました。

しかし、ホンダはその後そのご経営けいえい主導しゅどうけんつよめるため、この枠組わくぐとはべつ日産にっさん株式かぶしきを100%取得しゅとくして完全かんぜん子会社こがいしゃするあん打診だしんしたうえで、このあん受け入うけいれなければ協議きょうぎ継続けいぞくむずかしいというかんがしめし、このあんつよ反発はんぱつした日産にっさん経営けいえい統合とうごう協議きょうぎ打ち切うちきかんがえをホンダがわつたえていました。

一方いっぽうで、両社りょうしゃ去年きょねん8つきからつづけてきたソフトウエアの研究けんきゅう開発かいはつやEV分野ぶんやでの協業きょうぎょうについては、引き続ひきつづ連携れんけいしていくとしています。

両社りょうしゃ経営けいえい統合とうごうには、規模きぼ拡大かくだいを通をつうじて、EV=電気でんき自動車じどうしゃやソフトウエアなど開発かいはつりょく強化きょうか協業きょうぎょうによるコスト削減さくげんなどをすすめるねらいがありましたが、統合とうごう協議きょうぎ打ち切うちきによって、両社りょうしゃとも戦略せんりゃく見直みなおせまられることになります。

とくに業績ぎょうせき悪化あっかしている日産にっさんは、経営けいえい立て直たてなお差し迫さしせまった課題かだいで、収益しゅうえきせい改善かいぜんけて具体ぐたいさく実行じっこうしていけるかがおおきな焦点しょうてんです。

ホンダ さん敏宏としひろ社長しゃちょう 会見かいけん

ホンダのさん敏宏としひろ社長しゃちょう記者きしゃ会見かいけんで、協議きょうぎ打ち切うちきった経緯けいいについて、「12つき会見かいけんでもお伝おつたしたとおり、あくまでも検討けんとうスタートした段階だんかいであり経営けいえい統合とうごう自体じたいめていたわけではない。両社りょうしゃトップマネジメントを中心ちゅうしんだいさんしゃまじえた統合とうごう準備じゅんび委員いいんかい開催かいさいし、経営けいえい統合とうごうによる効果こうかについて議論ぎろんかさねてきた。両社りょうしゃ経営けいえい統合とうごうによりプラットフォームや購買こうばい研究けんきゅう開発かいはつといった領域りょういきから間接かんせつ部門ぶもんまで、さまざまな領域りょういきでの統合とうごうはかれれば期待きたいできる効果こうか、ポテンシャルは非常ひじょうおおきいことを確認かくにんすることができた。しかし同時どうじその実現じつげんにはいたともな判断はんだんをスピーディーにかつ果断かだん実施じっしする必要ひつようあるということもあらためて認識にんしきした」とべました。

記事きじ後半こうはんでは、ホンダ さん社長しゃちょう会見かいけんのノーカット動画どうが掲載けいさいしています

ホンダ さん敏宏としひろ社長しゃちょう 会見かいけん冒頭ぼうとう動画どうが】27びょう

動画どうがデータ放送ほうそうではご覧ごらんになれません

子会社こがいしゃ提案ていあんした理由りゆうについて「株式かぶしき交換こうかんによる経営けいえい統合とうごう提案ていあんした理由りゆうは、ワンガバナンスでの体制たいせい早期そうき確立かくりつすることが可能かのうであり、これが現在げんざい環境かんきょうにおいて両者りょうしゃにとってさい優先ゆうせん事項じこうあるかんがえたからです」とべました。

日産にっさんにとっても相当そうとうきびしい判断はんだんなるであろうことも想定そうていはしていた。場合ばあいによっては合意ごうい撤回てっかいされる可能かのうせいかんがえてはいた。しかしそれ以上いじょうおそれるべきことは両社りょうしゃ統合とうごう遅々ちちとしてすすまず、将来しょうらい、より深刻しんこく状況じょうきょうおちいということであり、そうならないためにもいま、このタイミング提案ていあんすることにした。この経営けいえい統合とうごうかなら成功せいこうみちびきたいというつよ決意けつい覚悟かくごめた提案ていあんだった」とべました。

合意ごういてんいだせず大変たいへん残念ざんねん”【動画どうが】37びょう

また、「合意ごういてんいだせず、経営けいえい統合とうごう実現じつげん踏み出ふみだことができなかったのは大変たいへん残念ざんねんではあるが、今回こんかい検討けんとうを通をつうじてホンダと日産にっさん協業きょうぎょうによるシナジー効果こうかのポテンシャルは相応そうおうにあるということを両者りょうしゃ認識にんしきできたことから、昨年さくねん8つき発表はっぴょう現在げんざい並行へいこうしてすすめている三菱みつびし自動車じどうしゃふくめた3しゃでの戦略せんりゃくてきパートナーシップに引き続ひきつづかしていくということで、知能ちのう電動でんどう時代じだいけたプラン検討けんとうその実行じっこうむすびつけていきたい」とべました。

さらに、「経営けいえい統合とうごう実現じつげんまでの当初とうしょ共同きょうどう持株もちかぶ会社かいしゃ設立せつりつあるいは株式かぶしき交換こうかんどちら手法しゅほうをとったとしても 事業じぎょう会社かいしゃ、ブランドは存続そんぞくすることが前提ぜんていだったし、2しゃ融合ゆうごうはかなかでも日産にっさん従業じゅうぎょういんについてもわらずさまざまな活躍かつやく機会きかいがあることから経営けいえい統合とうごうにおける重要じゅうよう部分ぶぶんには当初とうしょから変化へんかはないとかんがえていた」とべました。

敵対てきたいてきTOBかんがえず”【動画どうが】26びょう

敵対てきたいてきTOBという選択肢せんたくしがなかったかというに対にたいして、「日産にっさん自動車じどうしゃ手中しゅちゅうおさめたいという考え方かんがえかたよりも、われわれが本当ほんとうやりたかったのは競争きょうそうりょくなるSDVのビジネスをつくるというところが上位じょうい概念がいねんで、敵対てきたいてきTOBというのはわれわれはかんがえたことがないし、これからも、その予定よていはない」とべました。

また子会社こがいしゃ提案ていあんについて、「持ち株もちかぶ会社かいしゃあたらしい会社かいしゃなるということで ガバナンス体制たいせいをつくることが当初とうしょのわれわれの想定そうていよりもはるかに相当そうとう時間じかん労力ろうりょく必要ひつようとすることがわかってきた。いまスピードかん重要じゅうよう時期じきなので危機ききかんかんじ、その期間きかんだっするための方法ほうほうとしてワンガバナンス体制たいせい必要ひつようだろうということで提案ていあんした」とべました。

今後こんご戦略せんりゃくてきパートナーシップを”

日産にっさんふたた経営けいえい統合とうごう協議きょうぎおこなのかわれたのに対にたい、「今後こんごについては経営けいえい統合とうごうというかたちにはいたりませんでしたけれども、戦略せんりゃくてきパートナーシップをつくっていくというMOU=基本きほん合意ごういしょきておりますので、そのなかでシナジー効果こうか最大さいだいしていく。当然とうぜん経営けいえい統合とうごうよりはシナジー効果こうかすくなくなるかんがえていますけれども、今後こんごはそういうかたちでメリットを最大限さいだいげんしていく日産にっさん、さらには三菱みつびし自動車じどうしゃふくめて、戦略せんりゃくてきパートナーシップをむすということで3しゃかんでの理解りかいふかまりまたし、戦略せんりゃくてきパートナーという立場たちば最大限さいだいげん効果こうかしていき、あたらしいSDVの時代じだいにも競争きょうそうりょくあるくるまサービス構築こうちくしていきたいとかんがえています」とべました。

さらに、「日産にっさん自動車じどうしゃだけではなく、三菱みつびし自動車じどうしゃふくめた3しゃのアライアンスをうまく活用かつようして、競争きょうそうりょくあるあたらしいモビリティ社会しゃかいけたビジネスつくっていきたい」とべました。

くに関与かんよ一切いっさいない”

経営けいえい統合とうごうをめぐってくに関与かんよがなかったのかわれたのに対にたい、「日産にっさんとホンダの経営けいえいトップつまりわたし内田うちだ社長しゃちょうの2にんはなしなかまって検討けんとうはじめたということが事実じじつであり、そこくに関与かんよ一切いっさいない」とべました。

スケールメリットをために今後こんごほか提携ていけいさきさがのかわれたのに対にたい、「経営けいえい統合とうごうによるメリットにはおよばないものの、3しゃでの戦略せんりゃくてきパートナーシップによって、一定いってい程度ていどのスケールメリットはられるとかんがえている。そのほか現在げんざいもGM=ゼネラルモーターズともいろいろ意味いみ協業きょうぎょう検討けんとうみたいなものもやっているので、今後こんご、ウイン・ウインの関係かんけいきづけるのであれば、そういう可能かのうせいかんがえていきたい」とべました。

日産にっさんとの意思いし決定けっていスピードちががあったのかとわれたのに対にたいし、「最初さいしょ提案ていあんしたかたちでは、統合とうごう会社かいしゃができて両方りょうほう事業じぎょう会社かいしゃぶら下ぶらさがるということで、意思いし決定けっていにおいてスピードかんのある時代じだい非常ひじょう危機ききかんかんじた。日産にっさん自動車じどうしゃ判断はんだんおそとかホンダがおそいとかそういうことではなく、あたらしい会社かいしゃ体制たいせい形態けいたいはあまりにも複雑ふくざつすぎてそこ労力ろうりょく時間じかん使つかっている場合ばあいではないとかんがえた」とべました。

【ノーカット動画どうが】ホンダ さん社長しゃちょう 会見かいけん(31ふん9びょう

動画どうがデータ放送ほうそうではご覧ごらんになれません

三菱みつびし自動車じどうしゃ “ホンダ・日産にっさんすすめる協業きょうぎょう 参加さんか検討けんとうつづける

日産にっさん自動車じどうしゃ筆頭ひっとう株主かぶぬしになっている三菱みつびし自動車じどうしゃ工業こうぎょうは、ホンダと日産にっさん経営けいえい統合とうごうけた協議きょうぎ枠組わくぐどのようにくわわる検討けんとうすすめてきましたが、両社りょうしゃ協議きょうぎ打ち切うちきけて、この協議きょうぎに関にかんする覚書おぼえがき解約かいやくすると発表はっぴょうしました。

一方いっぽうで、ホンダと日産にっさんすすめているソフトウエアの基礎きそ技術ぎじゅつ共同きょうどう研究けんきゅうなど協業きょうぎょうについては、参加さんか検討けんとうつづけることにしています。

統合とうごう なぜ見送みおく

ホンダと日産にっさん経営けいえい統合とうごうけて本格ほんかくてき協議きょうぎはじめてからわずか1か月かげつはん行き詰いきづまったのは、協議きょうぎすすめるにつれて両社りょうしゃかんがへだたりおおきくなったことがあります。

当初とうしょ持ち株もちかぶ会社かいしゃ設立せつりつしたうえで、両社りょうしゃ傘下さんかにおさめるかたちでの統合とうごう目指めざしていました。

しかし、ホンダはその後そのご日産にっさん株式かぶしきを100%取得しゅとくして完全かんぜん子会社こがいしゃするあん日産にっさんがわ打診だしんするなど経営けいえい主導しゅどうけんにぎろうとするうごつよめてきました。

ホンダがこうしたうごつよめた背景はいけいには、経営けいえい統合とうごう前提ぜんてい条件じょうけんとなっている日産にっさん経営けいえい立て直たてなおさく実効じっこうせい経営けいえいじん意思いし決定けっていスピードに対にたいする不満ふまんがあり、ホンダの関係かんけいしゃからは「危機ききかんとぼしく、踏み込ふみこんだ改善かいぜんおこなわれていない」というこえかれていました。

子会社こがいしゃによって、ホンダが日産にっさん経営けいえいについても主導しゅどうけんにぎことで、業績ぎょうせき立て直たてなおふくめて意思いし決定けってい迅速じんそくすすめたいというねらいがあったとみられます。

一方いっぽう日産にっさんにとってもホンダ主導しゅどう経営けいえい統合とうごう受け入うけいれて協議きょうぎすすめるなかで、「統合とうごう相手あいて尊重そんちょうする姿勢しせいえない」といった根強ねづよ反発はんぱつがあり、そうしたなか合意ごういしていた枠組わくぐことなる子会社こがいしゃ提案ていあんされたことが両社りょうしゃみぞふかめました。

今回こんかい経営けいえい統合とうごう協議きょうぎは、EVシフトやくるまのソフトウエア開発かいはつ存在そんざいかんたかめるべいちゅう新興しんこうメーカーとの競争きょうそうはげしくなり、巨額きょがく開発かいはつふくめて、1しゃ単独たんどくでは対抗たいこうできないという危機ききかんからはじまりました。

しかし協議きょうぎすすめていくにつれて、両社りょうしゃ意見いけんへだたり社内しゃないでの反対はんたいこえおおきくなり、たが不信ふしんかんつのったかたちで、日本にっぽん代表だいひょうする自動車じどうしゃメーカーどうしの歴史れきしてき経営けいえい統合とうごう実現じつげんしませんでした。

専門せんもん経営けいえいじん交渉こうしょう稚拙ちせつさをかんじざるをえない”

自動車じどうしゃ業界ぎょうかいくわしい東海とうかい東京とうきょうインテリジェンス・ラボの杉浦すぎうら誠司せいじシニアアナリストは、両社りょうしゃ経営けいえい統合とうごうけた協議きょうぎ打ち切うちきったことについて、「目標もくひょうかってのお互おたが努力どりょくけていて、100ねんに1変革へんかく時代じだいにおける交渉こうしょうとしては、拙速せっそくだったかもしれず、きわめてしい結果けっかだった。両社りょうしゃ経営けいえいじんのビジネス交渉こうしょうにおける稚拙ちせつさをかんじざるをえない」と指摘してきしました。

そのうえで、今後こんご日産にっさん自動車じどうしゃ課題かだいについては、「単独たんどく将来しょうらいけての成長せいちょう投資とうし電動でんどう自動じどう運転うんてん、IT投資とうしおこなのはばく大ばくだい費用ひよう必要ひつようで、むずかしいおもので、あらなパートナーさがしは必然ひつぜんてきなものになってくる」とべました。一方いっぽう、ホンダについても「よんりん事業じぎょう収益しゅうえきせいひくさが問題もんだいで、経営けいえい統合とうごうというカードくらい大変たいへんなことが今回こんかい浮き彫うきぼになり、コストダウンや投資とうし見直みなお加速かそくする必要ひつようある」と指摘してきしました。

ホンダ 今後こんご課題かだい

経営けいえい統合とうごう協議きょうぎ打ち切うちきとなったことでホンダは今後こんご戦略せんりゃく見直みなおせまられることになります。

ホンダは足元あしもと業績ぎょうせき堅調けんちょうですが、自動車じどうしゃ事業じぎょう収益しゅうえきせい向上こうじょう長年ながねん課題かだいとなっているうえ、EVやプラグインハイブリッドしゃ普及ふきゅうすす中国ちゅうごくでは、苦戦くせんつづいています。

ホンダはべいちゅう新興しんこうメーカー存在そんざいかんたかめているEVやソフトウエアの分野ぶんや競争きょうそうりょく強化きょうかするための手段しゅだんとして、規模きぼ拡大かくだいけて日産にっさんとの統合とうごう協議きょうぎ踏み切ふみきっただけにあら提携ていけい戦略せんりゃくどうすすめていくかが課題かだいとなります。

EVや燃料ねんりょう電池でんちシステム開発かいはつなど提携ていけいしているアメリカのGM=ゼネラルモーターズとの関係かんけい注目ちゅうもくされる一方いっぽうそのGMは2024ねん9つき韓国かんこくのヒョンデ自動車じどうしゃ新車しんしゃ開発かいはつ生産せいさんからサプライチェーンまで包括ほうかつてき業務ぎょうむ協力きょうりょくけた覚書おぼえがきむすび、提携ていけい関係かんけいふかめています。

海外かいがいふくめて大手おおて自動車じどうしゃメーカーではすでに提携ていけいうごひろがっていて、あら提携ていけい相手あいてさがことはむずかしいという指摘してきあるだけに、今後こんごどのような戦略せんりゃくをとるのかが注目ちゅうもくされます。

日産にっさん 今後こんご課題かだい

業績ぎょうせき悪化あっかしている日産にっさん経営けいえい立て直たてなお差し迫さしせまった課題かだいで、過剰かじょう生産せいさん体制たいせい見直みなお固定こてい削減さくげんなど着実ちゃくじつ実行じっこうし、収益しゅうえきせい改善かいぜんしていけるかがわれています。

まずは2024ねん11つき公表こうひょうした世界せかい生産せいさん能力のうりょくを20%削減さくげんし、9000にん人員じんいん削減さくげんけた具体ぐたいてき計画けいかく実行じっこうしていけるかが焦点しょうてんで、そのうえで、将来しょうらい成長せいちょう投資とうしけた基盤きばんきずいていけるかが課題かだいです。

また単独たんどくでの生き残いきのこむずかしくなるなかで、競争きょうそうりょく強化きょうかけて、あら提携ていけいさき検討けんとうふくめて戦略せんりゃく見直みなお不可欠ふかけつです。その日産にっさんに対にたいしては、台湾たいわん大手おおて電子でんし機器ききメーカー、「ホンハイ精密せいみつ工業こうぎょう」が経営けいえいへの参画さんかく水面すいめん検討けんとうしていたことがあきらかになっていて、経営けいえい統合とうごう見送みおくられたことで、株式かぶしき取得しゅとく動き出うごきだのではないかという見方みかたもあります。

こうしたなか、ホンハイ精密せいみつ工業こうぎょうりゅうようえら会長かいちょうは12にち日産にっさん筆頭ひっとう株主かぶぬしあるフランスのルノーと協議きょうぎしたことをあきらかにしたうえで、日産にっさん株式かぶしき取得しゅとくについても話し合はなしあったが、買収ばいしゅうではなく協力きょうりょく目的もくてきだというかんがしめしました。

こうしたことから日産にっさん長年ながねん提携ていけい相手あいてで、おお株式かぶしき保有ほゆうするフランスのルノーの対応たいおう焦点しょうてんとなりそうです。

経営けいえい統合とうごう 目指めざした経緯けいい

長年ながねん競合きょうごうしてきたホンダと日産にっさん自動車じどうしゃ関係かんけいふかめようとしたのは、EV=電気でんき自動車じどうしゃやソフトウエアの開発かいはつ先行せんこうするべいちゅう新興しんこうメーカー対抗たいこうするためでした。

2024ねん3つきに、くるま電動でんどうなど包括ほうかつてき協業きょうぎょうけた検討けんとうはじめ、8つきにはソフトウエアの基礎きそ技術ぎじゅつ共同きょうどう研究けんきゅうなどで合意ごういしました。

そして、12つきには両社りょうしゃ技術ぎじゅつ資金しきん持ち寄もちよことで競争きょうそうりょくたかめようと、経営けいえい統合とうごうけて本格ほんかくてき協議きょうぎすすめることを発表はっぴょうしました。

このなかでは持ち株もちかぶ会社かいしゃ設立せつりつしたうえ両社りょうしゃ傘下さんかにおさめるかたちで、それぞれのブランドを存続そんぞくさせる一方いっぽう統合とうごうによってEV=電気でんき自動車じどうしゃや、自動じどう運転うんてんなどかぎとなるソフトウエアの開発かいはつかかる巨額きょがく費用ひよう分担ぶんたんしたり、スケールメリットをかして車両しゃりょうのプラットフォームを共通きょうつうしたりすることなどを打ち出うちだしていました。

経営けいえい統合とうごう実現じつげんすれば、販売はんばい台数だいすうで700まんだいえる世界せかい有数ゆうすう巨大きょだい自動車じどうしゃグループ誕生たんじょうし、「規模きぼ拡大かくだいを通をつうじて日本にっぽん自動車じどうしゃ産業さんぎょう競争きょうそうりょく強化きょうかにつながることも期待きたいされていましたが、実現じつげんはしませんでした。

世界せかい自動車じどうしゃ販売はんばい台数だいすう ホンダ8 日産にっさん9

世界せかい自動車じどうしゃグループ去年きょねん・2024ねん販売はんばい台数だいすうは、1のトヨタグループが1082まんだい、2のフォルクスワーゲングループが902まんだい、3のヒョンデグループが723まんだい、4のステランティスが543まんだい、5のGMが517まんだい、6のBYDが427まんだい、7のフォードが395まんだい、8のホンダが380まんだい、9日産にっさん自動車じどうしゃが334まんだい、10のスズキが324まんだいとなっています。

世界せかい8のホンダと、世界せかい9日産にっさん経営けいえい統合とうごう実現じつげんすれば、トヨタグループ、フォルクスワーゲン、ヒョンデグループに700まんだいえる世界せかい有数ゆうすう自動車じどうしゃグループが誕生たんじょうする計画けいかくでしたが、実現じつげんしませんでした。

一方いっぽう販売はんばいを41%ばした中国ちゅうごくのBYDが世界せかい6となり、ホンダや日産にっさんはじめて上回うわまわりました。

BYDはEVやプラグインハイブリッドしゃ普及ふきゅうしている中国ちゅうごく市場しじょう中心ちゅうしん販売はんばいばしていて、世界せかいトップのEVメーカー、テスラとともに自動車じどうしゃ産業さんぎょう急速きゅうそく存在そんざいかんたかめています。

ホンダ・日産にっさん両社りょうしゃは1しゃ単独たんどくではあら競争きょうそう時代じだい生き残いきのこれないという危機ききかんから統合とうごう統合とうごう協議きょうぎ踏み切ふみきりましたが、協議きょうぎちきりとなるなかで、経営けいえい戦略せんりゃく見直みなおと、その実行じっこうもとめられます。

5
4
3
2
1
Japanese newspaper
べいFRB 利下りさげを見送みおく政策せいさく金利きんり決定けってい 5会合かいごう連続れんぞく





アメリカのFRB=連邦れんぽう準備じゅんび制度せいど理事りじかい金融きんゆう政策せいさくめる会合かいごうひらき、30にち利下りさげを見送みおくり、政策せいさく金利きんり据え置すえおくことを決定けっていしたと発表はっぴょうしました。ただ、2にん理事りじ利下りさげを支持しじして反対はんたいする異例いれい状況じょうきょうにもなっていて、関税かんぜい措置そちによる影響えいきょうひろがっているとの懸念けねんなか今後こんご利下りさげをめぐる判断はんだん焦点しょうてんとなります。
N1 Source: NHK 244 Jul 31, 2025 07:07
Japanese newspaper
ドジャース 大谷おおたにしょうへい レッドソックスれっどそっくすせん 2安打あんだチーム逆転ぎゃくてん








大リーグだいり-ぐ、ドジャースの大谷おおやしょうひら選手せんしゅがレッドソックスせん出場しゅつじょうしヒット2ほんって連続れんぞく試合しあいヒットを「8」にばしたもののチームは逆転ぎゃくてんけしました。
N2 Source: NHK 89 Jul 28, 2025 08:07
Japanese newspaper
イチローさんゆめのよう」べい野球やきゅう殿堂でんどう式典しきてん英語えいごスピーチ







アメリカ野球やきゅう殿堂でんどうりの表彰ひょうしょう式典しきてんがニューヨークしゅうクーパーズタウンでおこなわれ、日本にっぽん選手せんしゅはじめて殿堂でんどうりしたイチローさんが英語えいごでスピーチし「このっていることはすばらしいゆめのようです」とよろこびと感謝かんしゃのことばをべました。
N2 Source: NHK 62 Jul 28, 2025 12:07
Japanese newspaper
JR東日本ひがしにっぽん 来年らいねん3さんがつから平均へいきんで7.1%の運賃うんちん値上ねあ
JR東日本ひがしにっぽん申請しんせいした、会社かいしゃ発足ほっそく以来いらいはじめてとなる全面ぜんめんてき運賃うんちん値上ねあげがくにから認可にんかされました。安全あんぜんやサービスの維持いじ向上こうじょう理由りゆうに、来年らいねん3つきから平均へいきんで7.1%値上ねあげされます。
N2 Source: NHK 6 Aug 1, 2025 17:08
Japanese newspaper
ドジャース 大谷おおたにしょうへい 38さんじゅうはちごうホームラン 今季こんき 10じゅっぽん先頭せんとう打者だしゃHR







大リーグだいり-ぐ、ドジャースの大谷おおやしょうひら選手せんしゅがレッドソックスせん出場しゅつじょうし2試合しあいぶりとなる38ごうホームランをちました。大谷おおや選手せんしゅ先頭せんとう打者だしゃホームランはこんシーズン10ほんです。
N2 Source: NHK 1 Jul 27, 2025 11:07
Japanese newspaper
核兵器かくへいき わらないかえる回答かいとう半数はんすうちかに NHK世論せろん調査ちょうさ
被爆ひばく80ねんのことし、NHKがおこなった世論せろん調査ちょうさで、「現在げんざいある核兵器かくへいき今後こんごどうなるとおもうか」をいたところ、「いまわらないか、むしろえる」と回答かいとうしたひと半数はんすうちかくにのぼりました。専門せんもんは「かくなき世界せかいという目標もくひょう具体ぐたいてき行動こうどうをどうこしていくのか、おおきな分岐ぶんきてんっている」と指摘してきしています。
Source: NHK Aug 2, 2025 17:08