トランプ関税でフランスのカルバドス生産者が困っています
フランス北西部のノルマンディー地方では、リンゴを使ったお酒「カルバドス」を500年ぐらい前から作っています。カルバドスは、世界三大ブランデーの1つと呼ばれています。この会社では、農園でリンゴを育てて、お酒を作るために必要なすべての仕事をしています。10kgぐらいのリンゴで、1本のカルバドスを作ります。会社によると、カルバドスをいちばんたくさん輸出している国は、EU以外ではアメリカです。しかし、トランプ大統領がアメリカに輸入する品物にかける関税を上げると言いました。会社の社長は「関税が上がると発表されると、アメリカの会社から値段を下げるように言われました。利益がなくなってしまいました」と話しています。社長は「世界の経済が悪くなったら、売り上げが20%から30%減ると思います。とても心配です」と話しています。