G20=
主要20
か国の
財務相・
中央銀行総裁会議が、
アメリカのワシントンで
開幕しました。
主要20國集團(G20)財長和中央銀行行長會議在美國華盛頓開幕。
トランプ政権が
発動した
関税措置によって
自由貿易の
体制が
崩れかねないという
懸念が
強まる中、
経済の
減速を
防ぐ対応で
各国の
足並みがそろうのか、
国際的な
枠組みの
意義が
問われる
会議となり
そうです。
由於對特朗普政府啟動的關稅措施可能破壞自由貿易體制的擔憂加劇,各國能否在防止經濟減速的應對措施上保持一致,這將成為國際框架意義受到質疑的會議。
G20の財務相・中央銀行総裁会議は、アメリカのワシントンで日本時間の24日午前8時すぎから始まり、加藤財務大臣や日銀の植田総裁が出席しています。
G20財長和中央銀行總裁會議於日本時間24日上午8點過後在美國華盛頓開始,日本的加藤財務大臣和日本銀行的植田總裁出席了會議。
会合は2日間にわたって行われ、世界経済や金融市場の現状と課題について意見を交わします。
會議將持續兩天,並就世界經濟和金融市場的現狀及挑戰交換意見。
これまでG20ではモノやサービスの取り引きが自由に行われる自由貿易体制が成長を後押しするという認識を共有してきましたが、今回の会議はアメリカのトランプ政権が世界に関税措置を発動する中での開催となります。
美國特朗普政府在全球實施關稅措施的背景下,本次會議召開。此前,G20一直認為自由貿易體制促進了商品和服務的自由交易,從而推動了經濟增長。
各国の間では、世界経済をリードする米中の貿易摩擦に警戒感が高まっているほか、世界の株式市場や外国為替市場で記録的な乱高下が続くなど、金融市場の動揺もおさまっていません。
在各國之間,對於引領世界經濟的美中貿易摩擦的警戒感正在升高,此外,全球股市和外匯市場持續出現創紀錄的劇烈波動,金融市場的動盪也未平息。
自由貿易の体制や国際協調が崩れかねないといった懸念が強まる中、今回の会議では経済の減速を防ぐ対応で各国の足並みがそろうのか、国際的な枠組みの意義が問われる会議となります。
在自由貿易體制和國際協調可能崩潰的擔憂加劇的情況下,這次會議將成為各國能否在防止經濟減速的對策上達成一致,以及國際框架意義受到質疑的會議。
また、G20にあわせて日本時間の25日には加藤財務大臣がアメリカのベッセント財務長官との会談に臨む見通しです。
此外,預計加藤財務大臣將於日本時間25日與美國財政部長貝森特會談,這將與G20會議同步進行。
会談では関税協議とともに為替も議題になるとみられ、トランプ大統領が円安ドル高をけん制するなか、アメリカ側が為替の現状や日本の政策についてどのような認識を示すのかが焦点となります。
會談中,預計關稅協商與匯率問題將成為議題,焦點在於美國方面將如何表達對匯率現狀及日本政策的看法,尤其是在特朗普總統牽制日元貶值及美元升值的情況下。
【Q&Aで】「G20」今回の焦点は
Q。G20財務相・中央銀行総裁会議って何?
A。「G」のつく国際会議といえば、日本も参加するG7=主要7か国がよく知られています。「G」字開頭的國際會議中,最為人熟知的是日本也參加的G7=主要7國。
ただ、1990年代後半に起きたアジア通貨危機をきっかけに、先進国だけではなく新興国も加えた議論が必要だという機運が高まり、1999年に主要20か国の財務相・中央銀行総裁が集まる会議がスタートしました。然而,以1990年代後期發生的亞洲金融危機為契機,不僅先進國,新興國也需要加入討論的呼聲高漲,於是1999年開始舉行主要20國的財長及中央銀行總裁會議。
その後、2008年には世界に広がった金融危機=リーマンショックをきっかけに首脳が集まるサミットも開かれるようになりました。之後,2008年由於全球蔓延的金融危機,即雷曼兄弟事件,首腦們開始召開峰會。
G20では主に世界経済や金融の課題について議論が行われます。
G7に加え、GDPが2位の中国、5位のインド、10位のブラジル、さらに中米、オセアニア、東南アジア、中東、アフリカの国々も参加します。G7加上GDP排名第2的中國、第5的印度、第10的巴西,以及中美洲、大洋洲、東南亞、中東、非洲的國家也將參加。
参加国のGDPは世界全体のおよそ8割を占め、ここでまとめられた共同声明や成果は影響力が大きいとされています。參加國的GDP約占全球的八成,這裡匯總的共同聲明和成果被認為具有很大的影響力。
持ち回りとなっている議長国で年2回ほど開催するほか、IMF=国際通貨基金と世界銀行の年次総会などにあわせる形でワシントンでも開かれ、今回の会議はこれにあたります。除了由輪值主席國每年舉行約兩次之外,還會配合IMF=國際貨幣基金和世界銀行的年會在華盛頓召開,此次會議即屬於此類。
Q。G20でどんな結果が出れば、日本にとって望ましいの?
A。在G20會議上,出現什麼樣的結果對日本來說是理想的呢?
今回のG20では、アメリカのトランプ政権の関税政策にどう対応していくかをめぐって各国間で意見が交わされるとみられますが、とりわけ高い関税をかけ合っているアメリカと中国が対立解消の糸口を見いだせるかどうかが、最大の焦点となりそうです。在這次的G20峰會上,預計各國將就如何應對美國特朗普政府的關稅政策展開討論,而美國和中國之間互相施加高關稅的問題能否找到解決的契機,將成為最大的焦點。
米中の対立が長引くほど、両国と経済的な結びつきが強い日本にとっては大きな打撃となり、すでに企業の中には先が見通せないとしてしばらく投資を控えようという動きも出始めています。中美對立持續的時間越長,對於與兩國經濟聯繫緊密的日本來說將是重大的打擊,已經有企業因為看不到前景而開始暫緩投資。
さらに、先行きに慎重になる経営者が増えれば、来年の春闘はことしよりも賃上げ率が低くなる可能性があると予想する専門家もいます。此外,也有專家預測,如果越來越多的經營者對未來持謹慎態度,明年的春鬥加薪率可能會低於今年。
G20の議論を通じて経済の先行きに対する企業の不安は和らぐのか、私たちの暮らしにも関わってきそうです。透過G20的討論,企業對經濟前景的不安是否會緩解,這似乎也與我們的生活息息相關。
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