羽田空港で
起きた
航空機どうしの
衝突事故から1
年になるのを
前に、
中野国土交通大臣は21
日、
現地の
管制塔などを
視察し、
今後、
管制官の
体制を
拡充するなど
安全対策を
強化して
いく考えを
示しました。
ことし1月2日、羽田空港の滑走路上にいた海上保安庁の航空機と着陸した日本航空の旅客機が衝突して炎上した事故では、保安官5人が死亡、1人が大けがをしました。
この事故から1年になるのを前に、21日、中野国土交通大臣が羽田空港を訪れ、海上保安庁の基地や管制塔などを視察しました。
視察のあと中野大臣は記者団に対して「ヒューマンエラーは起きてはいけない。最後のとりでは管制官だが、非常に複雑な業務をこなしている現場も見て、体制を強化することが非常に大事だと思った」と述べ、今後、管制官の体制を拡充する考えを示しました。
また、中野大臣は「事故当時は民間事業者の皆さまから協力をいただいた。民間事業者との連携をしっかり深めさせていただき、空の安全安心を守っていきたい」と述べ、官民で連携を進め、安全対策を強化していく方針を示しました。
一方、この事故を調査している国の運輸安全委員会は、近く調査の途中経過を公表することにしています。