車のトランクに不用品を入れて公園などで販売する「カー・ブート・セール」では、様々なものが格安で売られています。今回20円で売られていた1本のスプーンの価値に気付いた男性がそれをオークションに出品すると、なんと29万円で落札されたということです。
男性はこのスプーンを購入した後、サマセット州クルーカーンにあるオークション会社「Lawrences Auctioneers」に連絡し、鑑定を依頼しました。
鑑定を担当した銀の専門家アレックス・ブッチャーさん(Alex Butcher)は、このスプーンが13世紀後半に作られたものであると明かし、控えめに考えても500ポンド(約76000円)の価値があると見積もりました。
この時点で購入価格を大きく上回る驚きの金額が提示され、発見者の男性はオークションに出品することを決めました。価格はどんどん吊り上がり、20ペンスで買ったスプーンは1900ポンド(約29万円)という衝撃の価格で落札された。最終的には手数料などを加え、落札者は2375ポンド(約36万2000円)を支払ったそうです。
鑑定したアレックスさんは「このスプーンは何世紀もの間、地中や川底で眠っていた状態と一致します」と明かしています。