일본어 뉴스: アウシュビッツ生存者死去　98歳、解放80年でスピーチ

アウシュビッツ生存者死去せいぞんしゃしきょ　98歳さい、解放かいほう80年ねんでスピーチ

Feb 20, 2025 07:02

Furigana

　国際こくさいアウシュビッツ委員会いいんかいは18日にち、委員長いいんちょうでポーランド人じんのマリアン・トゥルスキさん（98）が同日どうじつ、ワルシャワで死去しきょしたと発表はっぴょうした。第だい2次大戦中じたいせんちゅうにナチス・ドイツがユダヤ人じんら110万人以上まんにんいじょうを虐殺ぎゃくさつしたポーランドのアウシュビッツ強制収容所きょうせいしゅうようしょの生存者せいぞんしゃで、収容所解放しゅうようしょかいほうから80年ねんを迎むかえた1月がつ27日にちの追悼式典ついとうしきてんでスピーチし「憎悪ぞうおは戦争せんそうにつながる」と警鐘けいしょうを鳴ならしていた。

　ポーランドでジャーナリストとして活躍かつやくしたトゥルスキさんは昨年さくねん11月がつの共同通信きょうどうつうしんのインタビューで、欧米おうべいで排他的はいたてきナショナリズムが広ひろがっていることを憂ういていた。後世こうせいに向むけて「悪わるはゆっくり忍しのび寄より、気きづいた時ときは手遅ておくれだ。傍観ぼうかんするな、抵抗ていこうし続つづけろ」とメッセージを残のこした。

　解放かいほう75年ねんの式典しきてんでも、少数派しょうすうはへの差別さべつや権力けんりょくを握にぎる政府せいふの横暴おうぼうに「無関心むかんしんになるな」と訴うったえていた。「アウシュビッツは急きゅうに空そらから降おってきたものではない」との言葉ことばは国際的こくさいてきに反響はんきょうを呼よんだ。