30年前の3月、東京で「地下鉄サリン事件」がありました。オウム真理教という宗教のグループが、地下鉄の中で、強い毒の「サリン」をまきました。14人が亡くなって、6000人ぐらいがけがをしました。
21日、東京で、警察や消防などが特別な訓練をしました。誰かが毒をまいたときの訓練です。
最初に、けがが重い人から順番に病院に運びました。毒の専門の人たちは、けがをした人の体を洗ったり、機械で毒を調べたりしました。
東京消防庁は「事件のあと、消防車には、毒ガスの中でも動くことができる服や、毒を消す薬を用意しています」と言っています。