5
歳以下の
乳幼児が
食べ物などをのどに
詰まらせるなどして
窒息し、
救急搬送された
ケースが、
東京消防庁の
管内で
おととしまでの5
年間に5000
人を
超えたことが
初めて分かりました。
在东京消防厅的管辖范围内,过去五年中因食物等卡在喉咙导致窒息并被紧急送医的5岁以下婴幼儿案例首次超过了5000人。
なかでも、
生後7
か月から11
か月の
乳児のリスクが
最も高いとして、
消防などは、
注意を
呼びかけています。
尤其是7至11个月大的婴儿风险最高,因此消防部门等呼吁注意。
乳幼児が、食べ物をのどに詰まらせるなどして窒息するケースが相次いでいます。
東京消防庁が、おととしまでの5年間で、救急搬送された5歳以下の乳幼児の数を初めて調査した結果、合わせて5528人に上りました。
东京消防厅首次调查了截至前年5年间被紧急送医的5岁以下婴幼儿的数量,结果合计达到了5528人。
年齢別で最も多いのが
▽0歳児で2021人
▽1歳児が1432人
▽2歳児が799人などとなっています。
年龄别最多的是▽0岁儿童2021人▽1岁儿童1432人▽2岁儿童799人等。
0歳児のなかでも、物がつかめるようになったり離乳食が始まったりする生後7か月から11か月の乳児のリスクが高いということです。
在0岁儿童中,能够抓住物品或开始吃辅食的7个月到11个月大的婴儿面临更高的风险。
窒息が起きた場所は、自宅などの居住場所が全体の9割を超える5120人で時間帯でみると、夕方から夜にかけてが最も多かったということです。
窒息发生的地点中,超过九成,即5120人,是在住宅等居住场所。从时间段来看,傍晚到夜间是最常发生的时段。
さらに、窒息の原因となったものは、最も多かったのは、食品や菓子で1208人、続いておもちゃで970人でした。
此外,导致窒息的原因中,最多的是食物和糖果,有1208人,其次是玩具,有970人。
東京消防庁は「生後5か月くらいから物をつかむ動作をするようになり、つかんだ物を何でも口に入れるようになる。
东京消防厅表示:“大约从出生5个月开始,婴儿会开始抓握物体,并将抓到的东西放入口中。”
そして、
大きな食べ物でも
丸飲みしてしまったり、
何かに
驚いて
飲み込んでしまったりする」と
注意を
呼びかけています。
并且提醒注意可能会将大块食物吞下,或者因受到惊吓而吞咽。
小児科医 “窒息の危険性 重い後遺症が残ることもあり注意を”
東京 板橋区にある病院では24時間体制で緊急搬送されてくる子どもの患者を受け入れています。
儿科医生“窒息的危险性 可能会留下严重后遗症 请注意”在东京板桥区的医院,24小时接收紧急送来的儿童患者
病院によりますと、5年前に小児救急を開始してからおよそ200件の「誤えん」や「誤飲」による搬送があったということです。
据医院称,自5年前开始开设儿童急救以来,因“误吸”或“误吞”而被送医的病例大约有200例。
内訳は
▽食べ物などが気道に入り込む「誤えん」が20件
▽異物を飲み込んでしまう「誤飲」が180件ほどでした。
其中,食物等进入气道的“误咽”有20起,误吞异物的“误饮”有约180起。
実際の事例では、乳児が電子タバコを誤って飲み込んで救急搬送され、数日間入院したケースがあったということです。
实际上,有一个案例是婴儿误吞电子烟后被紧急送医,并住院了几天。
このほかには、幼児がコインを飲み込んでしまったり、別の幼児がチェーンを飲み込んだりしたケースもあったということです。
此外,还有幼儿吞下硬币,另一个幼儿吞下链条的案例。
小児科医の齋藤宏主任部長は「誤えん」はもとより「誤飲」でも窒息の危険性があり重い後遺症が残ることもあるため注意が必要と指摘しています。
儿科医生斋藤宏主任部长指出,“误咽”以及“误饮”都可能导致窒息的危险,并可能留下严重的后遗症,因此需要注意。
そのうえで
「子どもが食べ物を一気にほおばったり、眠そうな様子だったりしていると、誤えんのリスクが高くなります。
孩子如果一下子把食物塞满嘴里,或者看起来很困,误咽的风险就会增加。
こうした
時には
無理して
食べさせずに、いったん
休憩をとられるのがいいと
思います。
在这种情况下,我认为不必勉强进食,先休息一下比较好。
誤えんは、
親が
目の
前で
見ていても
起きるものなので、
救急車が
到着するまでに
数分単位で
心停止や、
脳に
障害が
出るなどの
状況が
変化していきます。
误咽即使在父母眼前也会发生,因此在救护车到达之前的几分钟内,可能会发生心脏骤停或脑部损伤等情况的变化。
事前に
知識を
持っておくことが
大切で、
対処法を
確認しておくことが
重要です」と
話していました。