ききみみ頭巾ずきん

Easy Japanese news
Dec 8, 2024 07:12 227
Furigana
日本报纸

じいさんが柴刈しばかりからかえ途中とちゅう子狐こきつねをとろうとしていた。じいさんがをとってやるうれしそうにしていつまでもおじいさんのうし姿すがた見送みおくっていた。

ある、おじいさんがまちまでかけておそくにかえってくると、先日せんじつ子狐こぎつね手招てまねしている。ついていくと、おかあさんぎつねのいるいえ案内あんないされた。かあさんぎつねは息子むすこれいにとなにやらきたならしい頭巾ずきんをくれた。

翌日よくじつじいさんが薪割まきわりをしていると、ふところから頭巾ずきんちたので、ためしにそれをかぶってみると、すずはなごえがわかるようになった。これ不思議ふしぎ頭巾ずきんだとって、それ以来いらいじいさんはいろいろな動物どうぶつはなしいてたのしんでいた。

そんなあるうえ二羽にうのカラスがはなしているのをと、長者ちょうじゃむすめ病気びょうきくすのきたたりによるものだという。そこでじいさんは長者ちょうじゃいえたずね、よるくらなかまって、そとくすのきはなしているのをそれによると、くすのきたたっているのは、あたらしいくらくすのきこしうえっているからだと

翌日よくじつそのことを長者ちょうじゃい、早速蔵さっそくくらをどかすと、むすめすっかり元気げんきになった。よろこんだ長者ちょうじゃはおじいさんにたくさん褒美ほうびをあげた。じいさんはきつね油揚あぶらあをどっさりってかえった。

5
4
3
2
1