タレントの
中居正広さんと
女性との
トラブルにフジテレビの
社員が
関与していた
などと
週刊誌で
報じられた
問題で、フジテレビと
親会社の「フジ・
メディア・ホールディングス」は23
日、
独立した
第三者委員会の
設置を
決めました。
委員会は
調査を
踏まえてことし3
月末をめどに
提言を
行うとしていて
徹底した
調査によって
信頼回復につなげられるかが
問われることになります。
フジテレビとフジ・メディア・ホールディングスは23日、臨時の取締役会を開き、日弁連=日本弁護士連合会のガイドラインに基づく独立した第三者委員会の設置を決めました。
フジテレビをめぐっては、港浩一社長ら幹部が発生直後にトラブルを把握しながら、1年半にわたって中居さんが出演する番組の放送を続けたことなど、会社の対応を疑問視する声があがっています。
23日に設置が決まった第三者委員会は今後、フジテレビとフジ・メディア・ホールディングスのこれまでの対応に問題がなかったか詳しく調べた上で、ことし3月末をめどに具体的な提言を盛り込んだ報告書を提出するとしています。
「フジ・メディア・ホールディングス」の金光修社長は23日の会見で、「今に至るまでの対応が必ずしもよかったと思っていない。内部統制、ガバナンス、人権への意識が機能していたのかも検証しないといけない」と述べました。
また、企業の間で自社のコマーシャルを見合わせる動きなどが急速に広がったことについて「フジテレビは信頼を失っている。社員、スポンサー、視聴者からの信頼回復が急務だ」と危機感を示しました。
フジテレビは今月17日に開いた記者会見の対応が閉鎖的だなどと批判されたことを受けて、今月27日に改めてオープンな形式で記者会見を開くことにしています。
経営陣が説明責任を果たすとともに、独立した第三者委員会による徹底した調査によって、信頼回復につなげられるかが問われることになります。