内乱を
首謀した
疑いなどで
逮捕された
韓国のユン・ソンニョル(
尹錫悦)
大統領について、
検察は
大統領の
身柄を
引き続き拘束して
捜査を
進める方針でしたが、
裁判所から
拘束期間の
延長が
認められず、
韓国メディアは、
検察が
改めて拘束の
延長を
裁判所に
申請したと
伝えています。
先月、「非常戒厳」を宣言した韓国のユン・ソンニョル大統領について、合同捜査本部は今月19日、内乱を首謀した疑いなどで大統領を逮捕し、23日、事件の捜査を検察に引き継ぎました。
検察は、大統領の身柄を引き続き拘束して捜査を進めた上で起訴するかどうかを判断する方針でしたが、24日夜、裁判所がユン大統領の拘束期間の延長を許可しなかったと発表しました。
理由については、裁判所が「検察が捜査を続ける妥当な理由があるとは考えづらい」と説明しているということです。
これを受けて通信社の連合ニュースは、検察が25日未明、改めて大統領の拘束の延長を裁判所に申請したと伝えていて、早ければ25日夜遅くにも、裁判所が判断を示す可能性があるとしています。
大統領の弁護団「正しい決定」 釈放求める
ユン・ソンニョル大統領の拘束期間の延長を裁判所が認めなかったことについて、大統領の弁護団は24日夜、コメントを発表し、「法律の趣旨を明確にし、正しい決定をした」とした上で、検察に対してユン大統領を直ちに釈放するよう求めました。