日本新聞: 卓球全日本選手権女子シングルス早田ひなが優勝 3連覇

卓球たっきゅう全ぜん日本にっぽん選手権せんしゅけん女子じょしシングルス早田そうだひなが優勝ゆうしょう 3連覇れんぱ

Jan 26, 2025 15:01 1

Furigana

卓球たっきゅうのシングルス日本一にっぽんいちを決きめる全日本ぜんにほん選手権せんしゅけんは決勝けっしょうが行おこなわれ、女子じょしは早田そうだひな選手せんしゅが張本ちょうほん美和みわ選手せんしゅにゲームカウント4対たい0のストレートで勝かって、3連覇れんぱを果はたしました。

東京とうきょう渋谷しぶや区くの東京とうきょう体育館たいいくかんで行おこなわれた卓球たっきゅうシングルスの全ぜん日本にっぽん選手権せんしゅけんは最終さいしゅう日びの26日にち、男女だんじょの決勝けっしょうが行おこなわれ、女子じょしは2年ねん連続れんぞくで同おなじ顔合かおあわせとなり、24歳さいの早田そうだ選手せんしゅと16歳さいの張本ちょうほん選手せんしゅが対戦たいせんしました。

早田そうだ選手せんしゅは第だい1ゲーム、コースを突つくバックハンドや持ち味もちあじの威力いりょくのあるフォアハンドで9連続れんぞくポイントを奪うばうなどして圧倒あっとうし、11対たい3の大差たいさで取とりました。

第だい2ゲームもラリーの中なかで厳きびしいコースに攻せめてポイントを重かさね、11対たい6で取とりました。

第だい3ゲームは終盤しゅうばんまで競り合せりあい、デュースにもつれましたが、勝負しょうぶどころでサーブで先手せんてを取とり、13対たい11で奪うばいました。

第だい4ゲームも流ながれを渡わたさず、11対たい6で取とった早田そうだ選手せんしゅがゲームカウント4対たい0のストレートで勝かって、3年ねん連続れんぞく4回かい目めの優勝ゆうしょうを果はたしました。

張本ちょうほん選手せんしゅは、早田そうだ選手せんしゅの厳きびしいコースをついた強烈きょうれつなショットに押おされて1ゲームも奪うばうことができず、2年ねん連続れんぞくの準じゅん優勝ゆうしょうで、最年少さいねんしょう優勝ゆうしょうの記録きろく更新こうしんはなりませんでした。

早田そうだひな「“シーズン2”の始はじまり」

3連覇れんぱを果はたした早田そうだひな選手せんしゅは「まさか4対たい0で優勝ゆうしょうできるとは思おもっていなかった。相手あいての張本ちょうほん選手せんしゅはすごく勢いきおいがあるので、自分じぶんも向むかっていく立場たちばだと思おもっていた。気持きもちの持もちようがよかった」と話はなしました。

第だい1ゲームの序盤じょばん、0対たい2から9連続れんぞくポイントを奪うばった場面ばめんについては「頭あたまがしっかり働はたらいていた」としたうえで「3ゲーム目めもデュースだったので、取とられていたら難むずかしい展開てんかいになっていたと思おもうが、大事だいじな1本ほんを取とれたからこそ4対たい0で勝かつことができたと思おもう」と試合しあいを振り返ふりかえりました。

そして「ケガをしてからたくさんの人ひとにサポートしてもらったので、感謝かんしゃの気持きもちでいっぱいだ。痛いたみを感かんじるタイミングもあったが、そんなことは関係かんけいなく、決勝けっしょうを頑張がんばろうと思おもったらアドレナリンが出でた。パリオリンピックまでが“シーズン1”の早田そうだひなで、ここから“シーズン2”の始はじまりだ。上あがっていくだけだと思おもうので、これからも応援おうえんお願おねがいします」と話はなしていました。

張本ちょうほん美和みわ「ことしは結果けっかにもこだわりたい」

2年ねん連続れんぞくで決勝けっしょうで早田そうだひな選手せんしゅに敗やぶれた張本ちょうほん美和みわ選手せんしゅは、涙なみだを流ながしながら「2年ねん連続れんぞくで決勝けっしょうを戦たたかえたことは自分じぶんを褒ほめていいのかなと思おもうが、去年きょねんと同様どうように0対たい4で負まけてしまったのは事実じじつなので、まだまだ足たりなかった。試合しあいを通をとおしてここがよくなかったから負まけたというわけではなく、早田そうだ選手せんしゅと比くらべて実力じつりょくが劣おとっている」と振り返ふりかえりました。