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日の
債券市場は、
アメリカの
トランプ大統領がカナダとメキシコ、
それに中国からの
輸入品に対して関税を
強化する
大統領令に
署名したことを
受けて、アメリカの
インフレが
再加速するのではないかという
見方から、
日本の
長期金利の
代表的な
指標となっている10
年ものの
国債の
利回りが
一時、1.260%まで
上昇しました。
長期金利は、日本国債が売られて価格が下がると上昇するという関係にあり、住宅ローンの固定金利のほか、定期預金の利息などにも影響します。
3日の債券市場では、代表的な指標となっている10年ものの国債の利回りが取り引き開始直後に一時、1.260%まで上昇し、2011年4月以来13年10か月ぶりの高い水準となりました。
市場関係者は「関税の引き上げによってアメリカでインフレが再加速し、アメリカの長期金利を押し上げるとの見方から日本の長期金利が上昇した。ただ、東京株式市場で株価が下がっていることで比較的、安全資産とされる国債の買い注文が入り金利が下がる場面も出ている」と話しています。
※この記事を当初掲載した際、10年ものの国債の利回りが「13年9か月ぶりの高い水準となりました」とお伝えしましたが、正しくは「13年10か月ぶり」でした。失礼しました。