EUがグーグルにやく3800億円おくえん制裁金せいさいきん、「自社じしゃサービス優遇ゆうぐう」で

Easy Japanese news
Sep 16, 2024 10:09 3
Furigana
Báo tiếng Nhật

欧州連合おうしゅうれんごう(EU)の裁判所さいばんしょ9がつ10とおか現地時間げんちじかん)、グーグルがEUにされた24おくユーロ(やく3800おくえん)の制裁金せいさいきん不服ふふくとして上訴じょうそしていた裁判さいばんで、グーグルの主張しゅちょう退しりぞけた。これは、アップルにたいする130おくユーロ(やく2兆円ちょうえん)の追徴課税ついちょうかぜい要求ようきゅうつづハイテク大手おおてへの打撃だげきとなった。

この制裁金せいさいきんは、2017ねんにグーグルが独占的どくせんてき地位ちい乱用らんようして、自社じしゃ価格比較かかくひかくショッピングサービス優遇ゆうぐうし、欧州おうしゅう競合企業きょうごうきぎょう不利ふり立場たちばいたとして、欧州委員おうしゅういいんかい支払しはらめいじたものだった。グーグルの控訴こうそは、下級審かきゅうしんでまず棄却ききゃくされ、つづいてEUの最高裁さいこうさいにあたる司法裁判所しほうさいばんしょでも10とおかこの判決はんけつ支持しじされた。

この制裁金せいさいきんは、英国えいこくのFoundemやKelkooをふく価格比較かかくひかくサイトが提起ていきした訴訟そしょうおうじてされたもので、これらのサイトは、グーグルが競合きょうごうサービスよりも自社じしゃのレコメンデーションを優遇ゆうぐうしていると主張しゅちょうしていた。「EUの裁判所さいばんしょ決定けっていは、公正こうせい競争きょうそう消費者しょうひしゃ選択せんたく勝利しょうりだ」とKelkooはコメントした。

EU司法裁判所しほうさいばんしょによると、グーグルは自社じしゃ比較ひかくショッピングサービス検索結果けんさくけっか主要しゅよう位置いち表示ひょうじして、画像がぞうテキスト情報じょうほうともなった目立めだちやすいボックス形式けいしきその利用りよう推奨すいしょうしていた。これたいし、競合きょうごうするサービス検索結果けんさくけっか目立めだちにくいあおリンク形式けいしき表示ひょうじされ、グーグルの調整ちょうせいアルゴリズムによって順位じゅんいげられることがあったとされる。

コンサルタント企業きぎょうParagonのティム・ドレイクは、「グーグルにたいする制裁金せいさいきんは、ハイテク大手おおてがユーザーのエンパワーメントとデータ使用しよう透明性とうめいせい優先ゆうせんすべきであることをしめ強力きょうりょく警告けいこくだ。この判決はんけつは、グーグルが、データたいするユーザーのコントロール権限けんげん強化きょうかし、規制きせい枠組わくぐ沿った合意ごういメカニズムを形成けいせいする必要性ひつようせい強調きょうちょうしている」とべた。

グーグルにたいするこの判決はんけつは、今週こんしゅうアップルが欧州司法裁判所おうしゅうしほうさいばんしょから、アイルランドの税優遇措置ぜいゆうぐうそちめぐって130おくユーロ(やく2兆円ちょうえん)の追徴ついちょうめいじられたことにつづものだ。

欧州委員会おうしゅういいんかい2016ねん、アイルランド政府せいふによるアップルへの法人税優遇策ほうじんぜいゆうぐうさくが「違法いほう補助金ほじょきん」である指摘してきしていた。「アップルは課税対象かぜいたいしょうにならないペーパーカンパニーに収益しゅうえきうつし、2014ねん実質税率じっしつぜいりつはわずか0.005%だった」と同委員会どういいんかい指摘してきし、アイルランド政府せいふ追徴課税ついちょうかぜいおこなよう指示しじしていた。

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