また、同じく安否が分からなくなっている小川徹さんともゴルフ仲間だということで「定年後に伊豆山に移り住んだと聞いています。引っ越す前は、別の町で町内会長を務めるなど、統率力があって本当に立派な人です。私にとっては長年の知人で、スポーツマンで面倒見も良い人です。なんとか見つかってほしいです」と話していました。
長男によりますと瀬下さんはおよそ20年前熱海市伊豆山地区に横浜市内から夫婦で移住したということです。 8日午前、新幹線で熱海市に到着した長男は土石流の被害を受けた瀬下さんの家に向かいましたが、規制線が張られ、現場を訪れることはできませんでした。 また市の災害対策本部や近所の人が避難しているホテルに出向きましたが、安否につながる情報は得られなかったということです。 長男が瀬下さんに会ったのは3週間前で、来週、再び会いに行く予定だったということです。 長男は「何らかの手がかりがほしいです。きょうはいったん引きあげますが、母についての情報を得るためにまた来たいと思います」と話していました。
不明の母親 情報求める長男 「何らかの手がかりほしい」
熱海市の伊豆山地区で今月3日に起きた土石流では、8日も時折、強い雨が降る中、警察や消防、自衛隊などが1700人の態勢で捜索を続けています。
その結果、新たに2人が心肺停止の状態で見つかり死亡が確認され、今回の土石流で亡くなった人はあわせて9人になりました。
また、新たに、
熱海市伊豆山の木村京子さん(84)、
熱海市網代の天野初さん(56)と母親の稲子さん(85)の、
3人の身元が確認されました。
今も22人の安否がわかっていません。
一方、伊豆山地区では広範囲で断水が続き、住民の生活に大きな影響が出ています。
また、市によりますと、避難している人たちが体調不良を訴えて病院に搬送されるケースが相次いでいるということで、市では医師や保健師などのチームが巡回するなどして、生活の支援も急いでいます。
不明の太田さんの親族 「早く見つかってほしい」









