日本新聞: 台風で川の決壊など想定した避難訓練約4000人参加大阪高槻

台風たいふうで川かわの決壊けっかいなど想定そうていした避難ひなん訓練くんれん約やく4000人にん参加さんか大阪おおさか高槻たかつき

Jan 28, 2023 16:01

Furigana

大阪おおさか高槻たかつき市しで、台風たいふうの接近せっきんで川かわが決壊けっかいするなどの被害ひがいが出でたことを想定そうていした避難ひなん訓練くんれんが行おこなわれ、参加さんかしたおよそ4000人にんの住民じゅうみんが避難ひなんの手順てじゅんなどを確認かくにんしました。

訓練くんれんは、特別とくべつ警報けいほう級きゅうの台風たいふうの接近せっきんで、市内しないを流ながれる淀川よどがわが氾濫はんらんするなどして広ひろい地域ちいきに避難ひなん指示しじが出だされたという想定そうていで行おこなわれ、市内しないの42か所かしょで合あわせて4000人にんが参加さんかしました。

このうち、高槻たかつき市しの北部ほくぶで避難ひなん所しょに指定していされている土室はむろ小学校しょうがっこうには、午前ごぜん10時半じはんごろ住民じゅうみんおよそ60人にんが避難ひなん経路けいろを通とおって集あつまりました。

小学校しょうがっこうには段ボールだんぼ-るでつくられたベッドや、マンホールを活用かつようしたトイレなどが準備じゅんびされ、住民じゅうみんが使い方つかいかたを確認かくにんしていました。

また、淀川よどがわの氾濫はんらんで浸水しんすい被害ひがいが出でることが予測よそくされている地域ちいきからは、住民じゅうみんが市営しえいバスで避難ひなんする訓練くんれんも行おこなわれました。

参加さんかした60代だいの女性じょせいは「実際じっさいに災害さいがいが起おきたらどうするか、意識いしきを改あらためられたのでいい経験けいけんになりました」と話はなしていました。

避難ひなん訓練くんれんは1週間しゅうかんにわたって行おこなわれていて、実際じっさいの台風たいふうを想定そうていし市しのホームページやツイッターなどで、土砂どしゃ災害さいがいの発生はっせいなどに備そなえて早期そうきの避難ひなんを呼よびかける訓練くんれんも行おこなわれたということです。

高槻たかつき市し文化財ぶんかざい課かの栗田くりた智子さとこ課長かちょう代理だいりは「水害すいがいというのは事前じぜんにある程度あるていど、備そなえができるものです。災害さいがいは必かならず起おこるものだと意識いしきして、自分じぶんや家族かぞくを守まもるために何なにをするべきか、ふだんから考かんがえてほしい」と話はなしていました。