男性は
到着した
日から3
日間、
詐欺の
電話を
かける手順などについて
教えられたといい「
ほかの
人がかけている
電話の
会話を
じっと聞いていることが
多かった。
銀行員や
警察官、
金融庁の
職員を
名乗って
次々に
電話をかけていた。
電話を
かける先の
名簿は
一日に2、3
回は
変わっていたと
思う。
名前と
住所と
電話番号が
書かれていて、
高齢者が
多いと
聞いた。
グループの
幹部は
私たち
新人には
優しく
接していたが、
成績をあげられない
人には『
技術が
足りない』とかなりきつく
叱責していた」と
話しました。
さらに「金曜日にはその週の締めをやっていて『成績優秀者』の名前を呼んで表彰していた。今週は20万とか30万もうけたと言って羽振りのよさそうな人もいた。その先には被害者がいるわけでやるせない気持ちが強くなった」と振り返りました。
拠点の中は自由に動き回れて鍵もかかっておらず、幹部の男が「現地の警察や入管の幹部と知り合いだから捕まる心配はない」と説明していたということです。
そして男性は、土曜日にカジノが併設されている別のホテルに連れて行かれた際に拠点では見なかった別の幹部数人に会ったと証言しました。
男性を含む「かけ子」の新しいグループをつくることになり、顔合わせを行ったということですが、そこに「ハオ」と呼ばれる人物がいたと明かしました。
別の
関係者によりますと、
渡邉容疑者は「ハオ」と
名乗っていたという
情報も
あるということです。
男性は「幹部は身なりがよくて指輪も高級だった。『ハオ』と呼ばれる男は柔和な表情で、ひげはなかったので、今の写真とは違いますが、輪郭や目は渡邉容疑者に似ている気がする。別の幹部の様子からもハオがトップだという感じがした」と話しました。
その後「
月曜日からかけ
子の
仕事を
始めてもらう」と
言われ、
男性は
犯罪には
加担したくないと
日本に
戻ってきたということです。
一連の強盗事件で渡邉容疑者らが「ルフィ」や「キム」などと名乗って指示を出していた疑いがあることについて、男性は「事実だとすれば、特殊詐欺が知れわたって実入りがだんだん悪くなったからではないか」と話していました。
交際相手が日本から現金を運ぶ
また、
渡邉優樹容疑者について、
新たな
事実が
判明しました。
4年前、当時の交際相手(32)が、特殊詐欺で得たとみられる現金を日本からフィリピンにいる容疑者のもとに運んでいたことがわかりました。
警察などによりますと、
交際相手は、2019
年11
月、
警察官などをかたって
高齢者にうその
電話をかけ、キャッシュカードを
盗んだとして
逮捕されました。
その後、複数の特殊詐欺事件に関わったとして起訴され、2020年10月に実刑判決が言い渡されています。
大阪地裁の判決によりますと、2019年3月、フィリピンのマニラを訪れた際に実業家を名乗る渡邉容疑者と出会い、交際を始めました。
4月、容疑者の誘いで再びマニラを訪れ、その際、日本から持ち出した現金2000万円を容疑者に渡したとされています。
この頃から
交際相手は、SNSや
秘匿性の
高い通信アプリ「テレグラム」で「
田中」という
偽名を
使って
特殊詐欺の
受け子をリクルートしていたということです。
さらに、5月下旬ごろからは、容疑者との関係やリクルート役としての実績から、現金を運搬したり回収したりする役も担うようになりました。
2019年だけで7回フィリピンに渡り、警察の捜査では、集めた金を数千万円ずつ運んでいたとみられるということです。
容疑者と
出会ってから8
か月後、
大阪府警に
逮捕され、
当時、
警察が
公開した
受け子などを
勧誘するためのマニュアルには「『
稼げる仕事』を
探している
人をネットで
検索してDM
送りまくってください」などと
書かれています。
判決では「
グループはフィリピンにも
拠点を
置いていた。
被告は
犯罪収益を
確実に
回収することに
貢献し、
重要な
役割を
果たした」
などとして
懲役4
年6
か月の
実刑判決が
言い渡されました。
捜査関係者によりますと、当時、このグループによるものとみられる特殊詐欺の被害が全国で多発していて、交際相手への捜査で当時、マニラにいた渡邉容疑者の存在がすでに浮上していたということです。
今村容疑者の中学時代の同級生「不良と呼ばれていた」
広域強盗事件で
指示を
出していた
疑いがあり、
別の
特殊詐欺事件などに
関わったとして
警視庁が
逮捕状を
取っている
今村磨人容疑者(38)の
中学校の
同級生がNHKの
取材に
応じました。
今村容疑者は
昭和59
年生まれで
札幌市内の
小、
中学校に
通い、
関係者によりますと、
その後、
札幌の
繁華街・ススキノで
同じくフィリピンで
拘束されている
渡邉優樹容疑者らと
出会ったとみられています。
今村容疑者の中学校の同級生の女性は、当時の様子ついて「中学では不良と呼ばれていた人でした。他校の生徒とけんかしていたという話を聞いたことがあります」と話していました。
一方で、サッカー
部に
所属していたということで「
熱心に
取り組んでいました。サッカーが
好きだったんだと
思います。
見た目もすごくシュッとしていて、ファンクラブまではいきませんが、
彼を
好きな
女子生徒もいたと
思います」と
話していました。
その後、ススキノで客引きなどをしているという話を聞いたことがあるということで、成人式ではスーツを着ていて太った印象だったということです。
現在の今村容疑者の写真をみて「太っていて全く別人だと思いました。悪いことは悪いと判断してやったことは償ってほしいです」と話していました。
小中学校の後輩「優しくてかっこいい、目立つ存在」
今村磨人容疑者(38)と
同じ札幌市内の
小・中学校に
通っていた
後輩の
女性は、
当時の
印象について「
学校で
会ってあいさつをすると
話しかけてくれて
後輩にも
女性にも
優しくて、かっこいいという
印象で
私も
憧れていた
先輩でした。
当時、サッカー
部に
所属していて、エースというか
目立つ存在だったと
思います」と
話していました。
そのうえで「学年が違うので不良だというイメージはあまりないですが、同級生をいじめているという話を聞いたことがあります」と話しました。
また、卒業後についてはわからないとしたうえで「私が高校生の時に街で見かけて声をかけられましたが、金髪になっていてちょっと不良みたいだったので怖くなって逃げました」と話していました。
事件については「本当にショックです。札幌の人が関わっているのは報道で知っていましたが、まさか知っている人だとは思いませんでした。優しい印象もあるので、なんでこうなったのだろうと思います」と話していました。
南海トラフ巨大地震 30年以内発生確率 2つの確率を新たに算出
今後30年以内に「80%程度」としていた南海トラフ巨大地震の発生確率について、政府の地震調査委員会は、新たな研究などを踏まえ「60%から90%程度以上」と「20%から50%」の2つの確率を新たに算出しました。次の地震の発生が切迫していることに変わりはなく「60%から90%程度以上」を強調するとしていますが、災害情報の専門家は「一般的な感覚からすると分かりにくく、防災行動につなげるための発信方法の工夫が求められる」と指摘しています。
N1
Source: NHK
264
Sep 26, 2025 17:09
【各地のライブ映像;えいぞう】太平洋;たいへいよう側中心に津波警報を{発表;はっぴょう】】
ロシアのカムチャツカ半島東方沖で起きた規模の大きな地震で、気象庁は、先ほど午前9時40分に津波注意報を津波警報に引き上げました。北海道から和歌山県にかけての太平洋沿岸に津波警報を発表しています。予想される津波の高さは3メートルです。各地のライブカメラの様子です。
N2
Source: NHK
47
Jul 30, 2025 11:07
【津波情報;じょうほう】太平洋;たいへいよう側中心に津波注意報を発表】
ロシアのカムチャツカ半島東方沖を震源とするマグニチュード8.0の地震があり、気象庁は、北海道から九州にかけての太平洋沿岸に津波注意報を発表しました。▽予想される津波の高さは1メートルです。▽津波注意報が出た地域の方は、海岸や川の河口付近から離れ、近づかないで下さい。▽津波は何度も押し寄せ、急に高くなることがあります。▽津波は、強い力で人や物を押し流します。海岸や海中での作業などは切り上げて、海岸や川の河口近くから離れて下さい。▽様子を見に行かないで下さい。
N2
Source: NHK
1
Jul 30, 2025 09:07
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