日本新闻: イラストなど 5人に1人が「無断で二次利用された」

イラストなど 5人にんに1人にんが「無断むだんで二に次じ利用りようされた」

Jun 4, 2024 16:06 3

Furigana

漫画まんが家かやイラストレーターの著作ちょさく権けんや契約けいやくの在り方ありかたについてフリーランスの課題かだいを調査ちょうさする団体だんたいがアンケートを行おこなったところ、5人にんに1人にんがイラストなどを「無断むだんで二に次じ利用りようされた」と答こたえるなど、トラブルが相次あいついでいることが分わかりました。

「日本にっぽんフリーランスリーグ」は、漫画まんが家かやイラストレーターと取引とりひき先さきとの間までの著作ちょさく権けんの取り扱とりあつかいや契約けいやくのあり方ありかたなどについてことし4月つきから先月せんげつにかけインターネットを通をつうじてアンケート調査ちょうさを行おこない、570人にんのクリエーターから回答かいとうを得えました。

それによりますと、取引とりひき先さきと著作ちょさく権けんをめぐるトラブルがあったかを尋たずねる質問しつもんでは、全体ぜんたいの20.6％がイラストなどを「無断むだんで二に次じ利用りようされた」と回答かいとうするなど、トラブルが相次あいついでいることが分わかりました。

また、出版しゅっぱん社しゃなどと契約けいやくする際さいの著作ちょさく権けんの取り扱とりあつかいについては「著作ちょさく者しゃに権利けんりがある」と回答かいとうした人ひとが60％を超こえた一方いっぽうで、「契約けいやく先さきに著作ちょさく権けんをすべて譲渡じょうとする」と答こたえた人ひとも27.4％にのぼりました。

さらに自由じゆう記述きじゅつ欄らんでは

▽一方いっぽう的てきに著作ちょさく権けんを譲渡じょうとするような契約けいやくを提案ていあんされたとか

▽発注はっちゅうがなくなることをおそれ、相手あいての条件じょうけんを飲のむことが多おおいといった記載きさいがあり

立場たちばの弱よわいフリーランスが不利ふりな契約けいやくを断ことわれない現状げんじょうが浮かび上うかびあがったということです。

記者きしゃ会見かいけんした「日本にっぽんフリーランスリーグ」の高田たかだ正行まさゆき理事りじは「どういう契約けいやくが対等たいとうか理解りかいが進すすまず、クリエーターは権利けんり問題もんだいにストレスを抱かかえながら創作そうさく活動かつどうをしている。今いま、いろんな声こえが上あがっており、声こえを上あげ続つづけることが大事だいじだ」と話はなしていました。

イラストなど 5人にんに1人にんが「無断むだんで二に次じ利用りようされた」

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