日本新聞: 中体連全国中学校体育大会 3年後から規模縮小と発表

中体連ちゅうたいれん全国ぜんこく中学校ちゅうがっこう体育たいいく大会たいかい 3年ねん後ごから規模きぼ縮小しゅくしょうと発表はっぴょう

Jun 8, 2024 16:06

Furigana

中学生ちゅうがくせいのスポーツの全国ぜんこく大会たいかいとして開催かいさいされている全国ぜんこく中学校ちゅうがっこう体育たいいく大会たいかいについて中体連ちゅうたいれん＝日本にっぽん中ちゅう学校がっこう体育たいいく連盟れんめいは、少子しょうし化かや教員きょういんの負担ふたん軽減けいげんなどを理由りゆうに、3年ねん後ごから規模きぼを縮小しゅくしょうし水泳すいえいや体操たいそうなど9つの競技きょうぎを実施じっししないことを決きめたと発表はっぴょうしました。

全国ぜんこく中学校ちゅうがっこう体育たいいく大会たいかいは中学生ちゅうがくせいの育成いくせいと技能ぎのうの向上こうじょうなどを目的もくてきに昭和しょうわ54年ねんから開催かいさいされていて、昨年度さくねんど、夏なつは16競技きょうぎ、冬ふゆは4競技きょうぎの合あわせて20競技きょうぎが実施じっしされています。

これについて中体連ちゅうたいれんは少子しょうし化かによる生徒せいと数すうの減少げんしょうや夏なつの大会たいかいの暑あつさ対策たいさく、それに、運営うんえいに関かかわる教員きょういんの負担ふたんなどの課題かだいを踏ふまえて将来しょうらいの大会たいかいのあり方ありかたを検討けんとうしてきました。

その結果けっか、3年ねん後ごの令りょう和わ9年度ねんど以降いこうは大会たいかいのあり方ありかたを見直みなおし、水泳すいえいやハンドボール、体操たいそう、新しん体操たいそう、ソフトボール男子だんし、相撲すもう、スキー、スケート、アイスホッケーの合あわせて9つの競技きょうぎについて実施じっししないことを決きめたと発表はっぴょうしました。

ただ、スキーは開催かいさい地ちとの契約けいやくが終おわる令りょう和わ11年度ねんどまで継続けいぞくするとしています。

これについて中体連ちゅうたいれんは、部ぶ活動かつどうの設置せっち率りつが20％未満みまんの競技きょうぎを原則げんそくとして削減さくげんの対象たいしょうにしたと説明せつめいしています。

一方いっぽう、陸上りくじょうやバスケットボール、サッカー、軟式なんしき野球やきゅう、バレーボールなど継続けいぞくする11の競技きょうぎについても大会たいかいの期間きかんを3日にち以内いないとして、参加さんか者しゃの数かずや経費けいひを現在げんざいより30％削減さくげんするとしています。

中体連ちゅうたいれんは「改革かいかくを進すすめなければ中学生ちゅうがくせいにとって大だい舞台ぶたいである全中ぜんちゅう大会たいかいを開催かいさいし続つづけることが難むずかしい状況じょうきょうになっている。多様たようなスポーツ大会たいかいのさらなる充実じゅうじつと発展はってんを目指めざしていくための新あらたな一いち歩ほとしていきたい」としています。