増加のペースは
去年夏の
第5
波を
大幅に
上回っていて、
都は「
家庭内で
感染防止対策を
徹底するともに、
感染力の
強いオミクロン
株の
特性を
踏まえて
宿泊療養施設に
入ることも
積極的に
検討してほしい」と
強く
呼びかけています。
都内では感染の急拡大にともなって自宅療養中の人も急増していて、
1月17日に1万人、21日に2万人を超えました。
1万人を超えてから2万人を超えるまでは4日で、12日かかった去年夏の第5波を大幅に上回るペースです。
そして23日には、第5波のピークだった去年8月21日を上回る、2万6556人となりました。
さらに24日は一気に5400人余り増えて3万1963人となり、初めて3万人を超え、2日連続で過去最多となりました。
対応に追われるフォローアップセンター
自宅療養者の
健康観察や
食料品の
配達の
手配などを
行う都のフォローアップセンターでも、
担当する
自宅療養者が
増えています。
都によりますと、24日時点で、去年夏の第5波で最も多かった時の5倍近い1万9000人を担当しているということです。
都は、先週、センターを1か所から3か所に増やし、担当者も3倍近いおよそ450人に増やしましたが、それでも対応に追われているということです。
健康観察では、
体調や
症状の
ほかアレルギーの
有無など
確認する
項目が
複数あり、1
人あたり30
分近くかかる
時もあるということで、
担当者が
丁寧に
聞き取っていました。
健康観察を担当する女性は「なかにはいきなり症状が悪化している人もいるほか、電話してもつながらないなど、健康状態の把握は本当に難しいです。忙しくてトイレに行くこともできないぐらいです」と話していました。
都内感染者 約65%が経路不明
都内で
今月に
入って24
日までに
新型コロナウイルスの
感染が
確認されたのは8
万8572
人です。
都によりますと、このうち64.8%にあたる5万7384人は、感染が確認された時点で感染経路が分かっていません。
経路が分からない人の割合を月別で見ると、
▼第3波の1月が60.2%、
▼第5波の▽去年7月が63.8%、▽8月が61.2%で、これまでのピークと比べても今月はやや高くなっています。
過去最多が続く経路不明者数
また、
経路が
分からない
人の7
日間平均は、24
日時点で5526.6
人となり、
去年夏の
第5
波のピークだった3023.7
人(8
月19
日)の1.8
倍にのぼっていて、
過去最多が
続いています。
都の担当者は、「感染経路が分からない人が多いということは、いつどこで感染するか分からないというリスクがあるということでもある。常に感染防止対策を徹底してほしい」と話しています。
3回目接種 23区中13の区で6か月に短縮の予定(64歳以下)
新型コロナワクチンの3
回目の
接種前倒しをめぐる
国の
方針を
受け、
東京23
区に64
歳以下の
人への
対応を
聞いたところ、13の
区が2
回目の
接種からの
間隔を6
か月に
短縮する
など、
各自治体は
前倒しで
接種を
加速させたいとしています。
3回目の接種をめぐって厚生労働省は今月、原則8か月としてきた2回目との接種間隔を、3月以降、医療従事者や高齢者以外の一般の人は7か月に短縮するよう自治体に通知するとともに、接種体制などに余力がある自治体に対しては、さらに前倒しして接種を進めることも要請しました。
これを受けて、東京23区に64歳以下の一般の人への接種対応を聞いたところ、すべての区が当初の8か月から前倒しする方針で、13の区は2回目からの間隔を6か月に短縮する予定だと回答しました。
各区の対応
このうち▼
千代田区と▼
江戸川区ではすでに
接種を
始めているほか、
▼目黒区と▼板橋区では今月中に接種を始める予定だとしています。
また、▼北区は50歳から64歳の人は間隔を6か月に、49歳以下の人は間隔を7か月に短縮するとしています。
これほかの10の区はいずれも間隔を7か月に短縮すると回答しました。
一方、今月31日からは、自衛隊による東京での大規模接種が始まり、接種には接種券が必要だとされていますが、大規模接種の開始を受けて接種券の発送を前倒しするか尋ねたところ、12の区がすでに前倒しで発送したり、今後発送する予定があると回答しました。
さらに、国への要望などを尋ねたところ、3回目の接種では2回目までと異なるメーカーのワクチンを接種する「交互接種」が可能となるなか、ファイザーのワクチンに予約が偏り、モデルナの枠に空きが出ているなどの声が7つの区からあげられました。
そのうえで、全体の接種の遅れが生じないよう交互接種の安全性や有効性を国がさらに丁寧に説明し発信すべきだという意見も出されました。
目黒区 モデルナ接種枠に空き 18歳以上に対象拡大
目黒区はファイザーのワクチンに
予約が
集中する
一方、モデルナの
接種枠には
空きがあります。
このため、区では今月19日から、2回目接種から6か月以上たった高齢者や基礎疾患のある人、それに妊娠している人がモデルナを希望する場合、すみやかに接種券を送り、接種を受けられるようにしました。
しかし依然としてモデルナの予約枠は3割程度しか埋まっていないということで、区は24日、2回目接種から6か月以上たった18歳以上の区民にまで対象をさらに広げる対応をとり接種の加速を図りたいとしています。
医師「“検査なしでも診断可能” は苦肉の策」
新型コロナの
急拡大を
受け、24
日、
後藤厚生労働大臣は、
自治体が
判断すれば、
感染者の
濃厚接触者に
発熱などの
症状が
出た
場合、
検査を
受けなくても
医師が
感染したと
診断できるようにする
方針を
明らかにしました。
こうした
方針について、
国際医療福祉大学の
松本哲哉主任教授は、「
厳しい状況が
続けば“
苦肉の策”として
そこまで
許されるということであって、
実際に
検査してみると、『
症状は
疑わしいのに
感染していなかった』ということも
多々あり、
検査せずに
診断することには
かなりのリスクが
伴う。そうしたことが
治療全般に
影響することも
考えられるので、できれば
医療機関を
受診して
検査を
行ったうえで
その先に
進むのが
望ましい」と
指摘しています。
また、「“苦肉の策”とはいうものの、率直な印象として『そこまで日本の診療が追い込まれているのか』と感じた。それだけ厳しい状況に置かれていることは認識できるが、こんな状況が早めに来てしまい、日本の診療の土台の危うさを感じる」と危機感を募らせていました。
そのうえで、「無症状の人が『単に気になるから』と抗原検査キットを使うのは今の時期、控えてもらいたい。“もの(キット)”が足りないので、あるものを活用するとなれば対象の人に優先順位を付けて、使う必要がある」としています。
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