海底火山の
大規模噴火で
被害を
受けたトンガを
支援するために
派遣された
自衛隊員3
人が、
新たに
新型コロナウイルスに
感染していることが
確認されました。
派遣部隊の
感染者は4
人となり、
防衛省によりますと、
この影響でオーストラリアからトンガへの
支援物資の
輸送ができない
状態になっているということです。
トンガを支援するため、防衛省は、航空自衛隊のC130輸送機2機を、活動拠点を置くオーストラリアに派遣し、今月22日、初めてトンガに飲料水を届け、支援活動を本格化させています。
ところが、24日、隊員1人の感染が確認されたほか、25日になって新たに20代から40代合わせ合わせて3人がのどの痛みなどの症状を訴え、抗原検査の結果、陽性反応が出たということです。
この4人に加え、濃厚接触した疑いのある36人の隊員を隔離する必要があることから、輸送機によるオーストラリアからトンガへの支援物資の輸送ができない状態になっているということです。
防衛省は、代わりとなる隊員を新たにオーストラリアの活動拠点に派遣することを含め、対応策を検討していて、感染防止策を徹底し、任務を再開する予定だとしています。
トンガの支援活動をめぐって防衛省は、C130輸送機のほか、輸送艦「おおすみ」を25日現地に向けて出発させていて、火山灰を取り除くための高圧洗浄機や飲料水を届ける予定です。