オミクロン 濃厚のうこう接触せっしょく者しゃになったら 知しっておきたいこと【1/27】

厚生こうせい労働ろうどう省しょうなどによりますと、濃厚のうこう接触せっしょく者しゃかどうかを判断はんだんする際さいの重要じゅうようなポイントは次つぎの通とおりです。

接触せっしょくの期間きかんは感染かんせん者しゃがウイルスを排出はいしゅつしなくなる発症はっしょう後ご10日にちたつまでの間ま（感染かんせん者しゃが無む症状しょうじょうの場合ばあいは検査けんさのための検体けんたいを採取さいしゅしてから10日にち）。

接触せっしょくの目安めやすは、マスクなどをつけずに感染かんせん者しゃに手てで触ふれたり、お互おたがいに手てを伸のばしたら届とどく距離きょりで15分ふん以上いじょう接触せっしょくしたりした場合ばあい。感染かんせん者しゃの体液たいえきなどがついたものに直接ちょくせつ触ふれた可能かのう性せいのある場合ばあいなどです。

このため、感染かんせん者しゃと最後さいごに接触せっしょくした日ひを0日にちとして、10日間にちかんは自宅じたくなどでの待機たいきが求もとめられることになります。

東京とうきょう都とによりますと、同居どうきょしている家族かぞくが感染かんせんした場合ばあいは、感染かんせん者しゃが入院にゅういんしたり、個室こしつに隔離かくりされた状態じょうたいになった日ひを「最後さいごに接触せっしょくした日ひ」とするとしています。

ただ、感染かんせんしたのが幼おさない子こどもなどで別室べっしつに隔離かくりできない場合ばあいは、感染かんせん者しゃ自身じしんの療養りょうようが終おわる日ひが「最後さいごに接触せっしょくした日ひ」となるということで、そこから10日間にちかん、つまり最大さいだいで20日間にちかんとなります。

ただ、医療いりょう従事じゅうじ者しゃなどのいわゆる「エッセンシャルワーカー」については、▽6日にち目めにPCR検査けんさか抗原こうげん定量ていりょう検査けんさで陰性いんせいとなるか、▽6日にち目めと7日にち目めに、国内こくないで承認しょうにんされている抗原こうげん定性ていせい検査けんさキットで2回かい、連続れんぞくして陰性いんせいと確認かくにんされれば待機たいきを解除かいじょできるとしています。

通勤つうきんや通学つうがくも控ひかえる必要ひつようがあるということです。

オミクロン株かぶの流行りゅうこうが主流しゅりゅうとなって期間きかんは短縮たんしゅくされましたが、オミクロン株かぶであっても感染かんせんが起おこる仕組しくみや場面ばめん自体じたいは変かわらないとされているため、自宅じたく待機たいき中ちゅうの対策たいさくの内容ないようも基本きほん的てきには変かわりません。

東京とうきょう都との新型しんがたコロナ対策たいさくを担当たんとうする東京とうきょう都との感染かんせん症しょう対策たいさく部ぶでは次つぎのようにしています。

▽10日間にちかんは不要ふよう不急ふきゅうの外出がいしゅつは控ひかえ、職場しょくばや学校がっこうには行いかずに自宅じたくで待機たいき。

▽待機たいき中ちゅうは、毎日まいにち、朝あさと夕方ゆうがたの2回かい、体温たいおんを測はかって体調たいちょうに異常いじょうがないか確認かくにん。

▽発熱はつねつやせきなどの症状しょうじょうが出でたらかかりつけ医いか、新型しんがたコロナの検査けんさや診療しんりょうが可能かのうな医療いりょう機関きかんを受診じゅしん。

▽なるべく公共こうきょう交通こうつう機関きかんの利用りようを避さける。

ただ、勤務きんむ先さきや通学つうがく先さきなどで個別こべつにルールを定さだめている場合ばあいもあるため、会社かいしゃや学校がっこうと話し合はなしあって、それぞれのルールに従したがってほしいということです。

もちろん、濃厚のうこう接触せっしょく者しゃが待機たいき中ちゅうに発症はっしょうするなどして、実じつは感染かんせんしていたことが分わかる可能かのう性せいもあります。

万が一まんがいち感染かんせんしていた場合ばあいに備そなえて、濃厚のうこう接触せっしょく者しゃとなった家族かぞくの待機たいき期間きかん中ちゅうは、▽家庭かてい内ないでのタオルの共用きょうようを避さけたり、食事しょくじの時間じかんをずらしたりするなど、できる限かぎり空間くうかんを分わけて生活せいかつする。

▽マスク着用ちゃくようなどでせきエチケットを守まもる、手洗てあらいやアルコール消毒しょうどくなどを心こころがける。

▽ドアノブやテレビのリモコンなど頻繁ひんぱんに触ふれるものの消毒しょうどく▽定期ていき的てきに換気かんきをするなどの注意ちゅういをしてほしいということです。

オミクロン株かぶは重症じゅうしょう化かする割合わりあいが低ひくくなったと言いわれていることから、ついついこれまでよりも軽かるく考かんがえてしまうこともあるかもしれませんが、それでも高齢こうれい者しゃや基礎きそ疾患しっかんがある人ひとなどを中心ちゅうしんに、重症じゅうしょう化かする人ひとが世界中せかいじゅうで報告ほうこくされています。

油断ゆだんせずに、特とくに基礎きそ疾患しっかんがあったり、高齢こうれいだったりして、重症じゅうしょう化かのリスクが高たかい家族かぞくがいる場合ばあいは注意ちゅういが必要ひつようです。

1月つき27日にち現在げんざい、こうした場合ばあい、感染かんせんした人ひとの10日間にちかんの療養りょうよう期間きかんが終おわる日ひが「最後さいごに接触せっしょくした日ひ」です。

このため、濃厚のうこう接触せっしょく者しゃとなった家族かぞくは、そこからさらに10日間にちかんの自宅じたくなどでの待機たいきが必要ひつようとなります。

感染かんせん者しゃ自身じしんは10日間にちかんの療養りょうよう期間きかんが終おわっていますから外出がいしゅつなどの制限せいげんはありません。

感染かんせん者しゃ自身じしんよりも濃厚のうこう接触せっしょく者しゃの方ほうが長ながい待機たいき期間きかんとなるため、不思議ふしぎな気きがしますが、ウイルスが広ひろがるのを防ふせぐために必要ひつようとされています。

東京とうきょう都とによりますと、実際じっさいにこうした事例じれいは相次あいついでいて、どうにかして待機たいき期間きかんを短みじかくできないかという問い合といあわせもあるということですが、原則げんそく、20日間にちかんが必要ひつようだと伝つたえているということです。

ただ、この調査ちょうさでは、オミクロン株かぶでも、感染かんせん経路けいろは、これまでの新型しんがたコロナウイルスと変かわらず、飛ひまつ感染かんせんや、換気かんきの悪わるい場所ばしょでのいわゆる「マイクロ飛ひまつ」（エアロゾル）による感染かんせんが中心ちゅうしんだったということで、従来じゅうらいからの感染かんせん対策たいさくを徹底てっていすることで防ふせぐことができると考かんがえられています。

厚生こうせい労働ろうどう省しょうが作成さくせいしている注意ちゅういの呼よびかけイラストでは、家族かぞくに感染かんせん者しゃが出でた場合ばあいに次つぎの注意ちゅうい点てんを挙あげています。