日本新闻: 国交省と気象庁東京23区など大雪のおそれで「緊急発表」

13日にちの夕方ゆうがたから14日にちの朝あさにかけて東京とうきょう23区くなど関東かんとう南部なんぶの平野へいや部ぶでも大雪おおゆきのおそれがあるとして、国土こくど交通こうつう省しょうと気象庁きしょうちょうは「大雪おおゆきに対にたいする緊急きんきゅう発表はっぴょう」を行おこないました。

14日にちの朝あさは公共こうきょう交通こうつう機関きかんの遅延ちえんや運休うんきゅうで通勤つうきん・通学つうがくに影響えいきょうが出でるおそれがあるほか、路面ろめんの凍結とうけつにより車くるまの立往生たちおうじょうやスリップ事故じこなどの可能かのう性せいがあるとして、運転うんてんする際さいには冬ふゆ用ようのタイヤやチェーンを装着そうちゃくするよう強つよく呼よびかけています。

気象庁きしょうちょうなどによりますと、これから14日にちの朝あさにかけて関東かんとう甲信こうしんでは大雪おおゆきとなるところがあり、今月こんげつ10日にちから11日にちにかけての大雪おおゆきよりも降ふる雪ゆきの量りょうが多おおくなる見込みこみです。

緊急きんきゅう発表はっぴょうでは、車くるまを運転うんてんする場合ばあいには冬ふゆ用ようタイヤやチェーンの装着そうちゃくを徹底てっていするよう強つよく呼よびかけ、冬ふゆ用ようタイヤをつけている場合ばあいでも、タイヤの劣化れっかや摩耗まもうがないか確認かくにんしておくよう呼よびかけています。

大雪おおゆきとなった場合ばあいは、不要ふよう不急ふきゅうの外出がいしゅつを控ひかえることも必要ひつようだとしています。

ことし1月つき、東京とうきょう都心としんの積雪せきせつが10センチとなるなど、関東かんとう南部なんぶで大雪おおゆきとなった際さいには首都しゅと高速こうそく道路どうろで冬ふゆ用ようタイヤを装着そうちゃくしていない車くるまが多数たすう立往生たちおうじょうし、国土こくど交通こうつう省しょうによりますと、解消かいしょうまでに最大さいだいで14時間じかんがかかったほか、主要しゅような国道こくどうでも、冬ふゆ用ようタイヤやチェーンをつけていなかった車くるまのスリップ事故じこが多発たはつしました。

このため、雪ゆきの降ふり方かたによっては広ひろい範囲はんいでの高速こうそく道路どうろの通行止つうこうどめや、並行へいこうして走はしる国道こくどうなども通行止つうこうどめにする可能かのう性せいがあるとして、う回うかいのほか通行つうこうルートの見直みなおしも求もとめています。

過去かこの大雪おおゆきでは、大型おおがた車しゃの立往生たちおうじょうが大だい規模きぼな交通こうつう影響えいきょうにつながったことから、事業じぎょう用ようの車くるまが冬ふゆ用ようタイヤやチェーンを装着そうちゃくせずに立往生たちおうじょうした場合ばあい、悪質あくしつなケースについては行政ぎょうせい処分しょぶんを行おこなう可能かのう性せいもあるとして、国土こくど交通こうつう省しょうなどは十分じゅうぶんな備そなえを呼よびかけています。

また大雪おおゆきとなると、都市とし部ぶを中心ちゅうしんに広ひろい範囲はんいで長時間ちょうじかんにわたって公共こうきょう交通こうつう機関きかんの遅延ちえんや運休うんきゅうが発生はっせいするおそれがあります。

14日にちの朝あさの通勤つうきん・通学つうがくに影響えいきょうを及およぼすおそれがあるとして、外出がいしゅつする場合ばあいは時間じかん的てきな余裕よゆうを持もって行動こうどうするよう呼よびかけています。

気象庁きしょうちょう「先週せんしゅうより降雪こうせつ量りょうは多おおい予想よそう」

14日にちの朝あさにかけて、関東かんとう甲信こうしんを中心ちゅうしんに予想よそうされている大雪おおゆきについて、気象庁きしょうちょうと国土こくど交通こうつう省しょうが、最新さいしんの見通みとおしや警戒けいかいすべき点てんについて説明せつめいしました。

気象庁きしょうちょうによりますと、低てい気圧きあつや上空じょうくうの寒気さむけの影響えいきょうで、14日にちの朝あさにかけて関東かんとう甲信こうしんなど広ひろい範囲はんいで雪ゆきや雨あめが降ふり、大雪おおゆきとなるところもある見込みこみです。

東京とうきょう23区くを含ふくむ関東かんとうの平野へいや部ぶでは、降ふる雪ゆきの量りょうが今月こんげつ10日にちから11日にちにかけての大雪おおゆきより多おおくなる見通みとおしで、14日にちの昼ひるまでの24時間じかんの降雪こうせつ量りょうを8センチと予想よそうしています。

また、気温きおんが予想よそうより低ひくくなったり降水こうすい量りょうが多おおくなったりした場合ばあいは、東京とうきょう23区くも含ふくめて大雪おおゆき警報けいほうを発表はっぴょうする可能かのう性せいもあるとしています。

大雪おおゆきに警戒けいかいが必要ひつような時間じかん帯たいは、

▽東京とうきょう、埼玉さいたま、山梨やまなし、長野ながの、静岡しずおかで13日にちの夜よるから14日にちの朝あさにかけて、

▽茨城いばらきと千葉ちばでは13日にちの夜よるから14日にちの夜よる遅おそくにかけてとなっています。

気象庁きしょうちょう気象きしょう監視かんし・警報けいほうセンターの足立あだち勇士ゆうし所長しょちょうは、「先週せんしゅうの大雪おおゆきと比くらべて、今回こんかいは雪ゆきが降ふる時間じかんが長ながく、気温きおんが低ひくい時間じかん帯たいが続つづくため、積雪せきせつも増ふえると予想よそうしている。連休れんきゅう明あけの通勤つうきんや通学つうがくに影響えいきょうが出でるおそれがあり、最新さいしんの情報じょうほうをこまめに確認かくにんしてほしい」と呼よびかけていました。

また国土こくど交通こうつう省しょうによりますと、

▽鉄道てつどうでは一部いちぶの路線ろせんで在来ざいらい線せんや特急とっきゅうの計画けいかく運休うんきゅうが予定よていされているほか、

▽首都しゅと高だかでは8つの路線ろせんで本格ほんかく的てきに雪ゆきが積つもる前まえから通行止つうこうどめの可能かのう性せいがあるとしています。

国土こくど交通こうつう省しょう水すい管理かんり・国土こくど保全ほぜん局きょく防災ぼうさい課かの朝あさ堀ほり泰明やすあき課長かちょうは、「先月せんげつ10日にちの大雪おおゆきでは、積雪せきせつの影響えいきょうで高速こうそく道路どうろの通行止つうこうどめの解除かいじょが翌日よくじつの昼ひるまでかかった場所ばしょもあった。鉄道てつどうでも大幅おおはばなダイヤの乱みだれなどによって、多おおくの人ひとが移動いどうできずに駅えきにとどまる可能かのう性せいもある。道路どうろや交通こうつうの情報じょうほうについても注意ちゅういをしてほしい」と呼よびかけました。

首都しゅと高速こうそく「あらかじめ通行止つうこうどめ」の可能かのう性せいも

雪ゆきの影響えいきょうによる立往生たちおうじょうを防ふせぐため、首都しゅと高速こうそく道路どうろは13日にち夜よる以降いこう、本格ほんかく的てきに雪ゆきが積つもる前まえから通行止つうこうどめにする可能かのう性せいがある区間くかんを発表はっぴょうしました。

最新さいしんの道路どうろ情報じょうほうを確認かくにんするほか、う回うかいや通行つうこうルートの見直みなおしなどを呼よびかけています。

首都しゅと高速こうそく道路どうろによりますと、大雪おおゆきによる通行止つうこうどめの可能かのう性せいがあるのは以下いかの区間くかんです。

▽7号ごう小松川こまつかわ線せん小松川こまつがわJCTの上のぼり線せん、

▽10号ごう晴海はるみ線せん晴海はるみ～東雲しののめJCTの上下じょうげ線せん、

▽11号ごう台場だいば線せん芝浦しばうらJCT～有明ありあけJCTの上下じょうげ線せん、

▽中央ちゅうおう環状かんじょう線せん

　▼大井おおいJCT～熊野くまの町まちJCTの内回うちまわりと外回そとまわり、

　▼板橋いたばしJCT～江北こうほくJCTの内回うちまわりと外回そとまわり、

▽7号ごう横浜よこはま北きた線せん生麦なまむぎJCT～横浜よこはま港北こうほくJCTの上下じょうげ線せん、

▽7号ごう横浜よこはま北西ほくせい線せん横浜よこはま港北こうほくJCT～横浜よこはま青葉あおばJCTの上下じょうげ線せん、

▽湾岸わんがん線せん空港くうこう中央ちゅうおう入口いりぐち～大黒だいこくJCTの西にし行いき、

▽埼玉さいたま新都しんと心しん線せん与野よの～さいたま見沼みぬまの上下じょうげ線せんです。

首都しゅと高速こうそく道路どうろは雪ゆきの降ふり方かたによっては、さらに広ひろい範囲はんいで通行止つうこうどめとなる可能かのう性せいがあるとしていて、ホームページなどで最新さいしんの情報じょうほうを確認かくにんするとともに、車くるまを運転うんてんする際さいには冬ふゆ用ようタイヤやチェーンを装着そうちゃくするよう呼よびかけています。