首相しゅしょう 「まん延まんえん防止ぼうし」方針ほうしん表明ひょうめい 入国にゅうこく者しゃ数すう上限じょうげん7000人にんに引き上ひきあげへ

そして「今後こんご、第だい6波はの出口でぐちがよりはっきり見みえてくれば、経済けいざい社会しゃかい活動かつどうの回復かいふくに向むけて、さらなる取り組とりくみを進すすめていく。他方たほうで、既存きそんのオミクロン株かぶが『BA.2』に置き換おきかわることなどにより、再度さいど、感染かんせん状況じょうきょうが悪化あっかする可能かのう性せいにも十分じゅうぶんに注意ちゅういし、悪化あっかの兆きざしがあった場合ばあいには対応たいおうを見直みなおす」と述のべました。

また、ワクチン接種せっしゅについては「先月せんげつ中旬ちゅうじゅんに100万まん回かいの接種せっしゅを実現じつげんし接種せっしゅペースが上あがってきた。すでに6000万まん人にん以上いじょうの方々かたがたに接種せっしゅ券けんを送おくり、市町村しちょうそんや職場しょくばで接種せっしゅを受け付うけつけている。引き続ひきつづき一いち日にちも早はやく希望きぼうする方ほうにできるだけ多おおく接種せっしゅを受うけていただけるよう全力ぜんりょくを尽つくす」と強調きょうちょうしました。

さらに、新型しんがたコロナの影響えいきょうでこの2年間ねんかんで15万まん人にんの留学生りゅうがくせいが来日らいにちできるのを待まっている状況じょうきょうだと指摘してきし、海外かいがいからの留学生りゅうがくせいが平日へいじつを中心ちゅうしんに航空こうくう機きの空席くうせきを活用かつようして優先ゆうせん的てきに入国にゅうこくできるよう支援しえんする新あらたな仕組しくみを設もうける考かんがえを明あきらかにしました。

また、新型しんがたコロナの影響えいきょうが長期ちょうき化かする中なか、中小ちゅうしょう企業きぎょうの事業じぎょう継続けいぞくを支ささえるための政策せいさくパッケージを取とりまとめる考かんがえを示しめし、◇政府せいふ系けい金融きんゆう機関きかんによる実質じっしつ無む利子りし・無む担保たんぽでの融資ゆうしの期限きげんを今月こんげつ末まつから6月つき末まつまで延長えんちょうするほか、◇収益しゅうえき力りょくの改善かいぜんや事業じぎょう再生さいせいなどを一元いちげん的てきに支援しえんするための体制たいせいを全国ぜんこくに整備せいびすると説明せつめいしました。

そして「国くにの内外ないがいで世界せかいを日本にっぽんを経済けいざいを、そして私わたしたちの暮くらしを大おおきく変かえる歴史れきし的てきな出来事できごとが続つづいている。大おおきな流ながれをしっかりと見据みすえながら、国民こくみんにとってのベストな政策せいさくを前例ぜんれいにこだわらず機動きどう的てきに講こうじていく」と述のべ、国民こくみんに理解りかいと協力きょうりょくを呼よびかけました。

そのうえで「重点じゅうてん措置そちを延長えんちょうした地域ちいきでは、引き続ひきつづき、自治体じちたいとの連携れんけいのもと、拡充かくじゅうした医療いりょう体制たいせいを確実かくじつに稼働かどうさせつつ、オミクロン株かぶの特性とくせいを踏ふまえた学校がっこうや高齢こうれい者しゃ施設しせつなどにおける感染かんせん防止ぼうし対策たいさくの強化きょうか、高齢こうれい者しゃ施設しせつや後方こうほう支援しえん病院びょういんでの医療いりょう体制たいせいの強化きょうか、さらには軽症けいしょうの自宅じたく療養りょうよう者しゃへの対応たいおう強化きょうかを徹底てっていすることによって感染かんせん者しゃ数すうと入院にゅういん率りつの両方りょうほうを下さげていきたい」と述のべました。

そして、延長えんちょうした地域ちいきの解除かいじょの見通みとおしについて「病床びょうしょう使用しよう率りつ、重症じゅうしょう病床びょうしょう使用しよう率りつ、自宅じたく療養りょうよう者しゃ数すう、療養りょうよう等とう調整ちょうせい中ちゅうの人ひとの動向どうこうに重点じゅうてんを置おいて、専門せんもん家かの意見いけんを聞ききながら、総合そうごう的てきに判断はんだんするというのが基本きほん的てきな考え方かんがえかただ。今回こんかい延長えんちょうした地域ちいきの解除かいじょについては、こういった点てんを念頭ねんとうに置おきながら考かんがえていきたい」と述のべました。

そのうえで「3回かい目め接種せっしゅの新型しんがたコロナワクチンについてはワクチンの量りょうと接種せっしゅの体制たいせい、接種せっしゅ券けんは、政府せいふとしてしっかり用意よういしたので、できるだけ多おおくの方々かたがたにご理解りかいとご協力きょうりょくをいただけるよう努力どりょくを続つづけていきたい」と述のべました。