軍事侵攻が
続くウクライナの
前線に
北朝鮮の
部隊が
投入されるとの
見方が
出る中、イギリスのヒーリー
国防相は
北朝鮮の
数百人規模の
戦闘部隊がロシアに
移動を
始めている
可能性が
極めて高いとの
見方を
示しました。
韓国の情報機関・国家情報院は北朝鮮の特殊部隊のおよそ1500人が10月、北朝鮮からロシア極東に移送されたと明らかにし、ウクライナの前線に投入されるとの見方を示しています。
こうした中、イギリスのヒーリー国防相は22日、イギリスの議会で「北朝鮮の数百人規模の戦闘部隊がロシアへの移動を始めた可能性が極めて高い」と述べました。
その上で「北朝鮮の兵士たちがヨーロッパでロシアの侵略戦争を支援している。衝撃的であり、極めて深刻な状況だ」と指摘しました。
また、ロシアの独立系メディアは迷彩服を着た北朝鮮の兵士だとする集団が写っている映像を投稿し、映像を分析した結果、これがロシア極東の沿海地方のセルゲエフカの基地で撮影されたものだと特定したと伝えました。
映像では撮影者が「北朝鮮からすばらしい盟友たちが到着した。これで戦争が終わることを期待したい」と話しています。
一方、ウクライナでは、検察の職員が、軍への動員を逃れるために障害の程度を偽っていたという疑惑を受けて、コスティン検事総長が22日、辞任を表明しました。
コスティン氏は2022年7月に検事総長に就任し、ロシアの戦争犯罪の捜査の指揮にあたり、ICC=国際刑事裁判所との協力も進めていました。