元大関・旭國の太田武雄さんは、北海道愛別町出身。
昭和38年に初土俵を踏み、昭和44年の名古屋場所で新入幕を果たしました。
身長1メートル74センチと力士としては小柄ながらしぶとい相撲を持ち味に、昭和51年の夏場所で大関に昇進し、大関を21場所務めました。
現役引退後は、大島親方として、横綱・旭富士を育てたほか、モンゴル勢のさきがけとなった旭鷲山や旭天鵬をスカウトし、幕内力士に育て、平成24年に日本相撲協会を退職しました。
相撲協会の関係者によりますと太田さんは、22日午後、亡くなったということです。
77歳でした。
弟子で元旭天鵬の現在の大島親方は「いろいろな病気を抱えていて最近はずっと体調が悪く、先月(9月)上旬に話をしたのが最後だ。きのうも会ったが、ここ数日で急に悪くなっていた」と話しています。