ドイツで
移民や
難民への
排他的な
政策を
掲げ、
支持を
広げている
右派政党「ドイツのための
選択肢」が
政府の
情報機関から
極右団体に
認定されました。
德国主张对移民和难民实行排他性政策、并不断扩大支持的右翼政党“德国选择党”,已被政府情报机构认定为极右翼团体。
これを
受けて、
主要政党からは
党の
活動を
禁止すべきだという
意見も
出ていて、
国内の
分断がさらに
深まることが
懸念されます。
对此,主要政党中也有人提出应当禁止该党的活动,令人担忧的是国内的分裂可能进一步加剧。
ドイツの右派政党「ドイツのための選択肢」は、移民や難民の増加などに対する国民の不満の高まりを背景に、ことし2月の連邦議会選挙で第二党に躍進し、最近の世論調査では支持率で首位に立つ結果も出ています。
德国右翼政党“德国选择党”在移民和难民增加等问题引发民众不满情绪高涨的背景下,于今年2月的联邦议会选举中跃升为第二大党,最近的民意调查结果显示,该党在支持率上也位居首位。
こうした中、ドイツで過激派などを監視する情報機関の憲法擁護庁は2日、「ドイツのための選択肢」を極右団体に認定したと発表しました。
在这种情况下,负责监视极端分子等的德国情报机构——联邦宪法保卫局于2日宣布,已将“德国选择党”认定为极右翼组织。
発表によりますと、この党の幹部による移民や難民への否定的な言動などを調べた結果、イスラム教徒が多い国にルーツがあるドイツ国民を差別し、自由で民主的な価値観に基づく秩序を損ねようとしていることが確認されたとしていて、今回の認定で党への監視活動はさらに強まることになります。
据报道,经过调查该党高层对移民和难民的负面言论等,确认该党歧视有伊斯兰教国家背景的德国公民,试图破坏基于自由和民主价值观的秩序,因此此次认定将进一步加强对该党的监视活动。
これを受けて、主要政党からは「ドイツのための選択肢」の活動を禁止すべきだという意見が出ていて、今後、連邦議会で議論を呼ぶ可能性があります。
对此,主要政党提出了应当禁止“德国选择党”活动的意见,今后有可能在联邦议会引发讨论。
一方、「ドイツのための選択肢」は声明を出し、「民主主義への深刻な打撃で、明らかに政治的な意図がある」と強く反発していて、国内の分断がさらに深まることが懸念されます。
另一方面,“德国选择党”发表声明,强烈反对称这是“对民主的严重打击,显然具有政治意图”,人们担心国内的分裂将进一步加深。
米ルビオ国務長官「ドイツは方針転換すべきだ」
今回の認定について、アメリカのルビオ国務長官は2日、SNSへの投稿で「ドイツは情報機関に野党を監視する新たな権限を与えた。
美国国务卿卢比奥表示:“德国应当改变方针。”对于此次认定,美国国务卿卢比奥于2日在社交媒体上发文称:“德国赋予情报机构新的权限来监视反对党。”
これは
民主主義ではなく、
偽装された
専制政治だ」と
批判しました。
その上で「真の過激派は、人気のある『ドイツのための選択肢』ではなく、政権側が致命的に国境を開放している移民政策の方だ。
在此基础上,“真正的激进分子并不是受欢迎的‘德国选择党’,而是执政方致命性地开放国境的移民政策。”
ドイツは
方針転換すべきだ」として、
右派政党側を
擁護しています。