Actualités japonaises: 憲法記念日 “選挙とSNS” 与野党の選挙制度改革責任者が議論

NHKの憲法けんぽう記念きねん日び特集とくしゅうで、与野党よやとうの選挙せんきょ制度せいど改革かいかくの責任せきにん者しゃらが、選挙せんきょにおけるSNSの活用かつようのあり方ありかたや規制きせいの是非ぜひなどをめぐって意見いけんを交かわしました。

自民党じみんとう逢沢さわ選挙せんきょ制度せいど調査ちょうさ会長かいちょう

自民党じみんとうの逢沢さわ選挙せんきょ制度せいど調査ちょうさ会長かいちょうは「すばらしいツールとして健全けんぜんな選挙せんきょの成長せいちょうに役立やくだて、投票とうひょう率りつが上あがるなどプラスの面めんは評価ひょうかできる。

ただひぼう中傷ちゅうしょうやデマ、偽にせ情報じょうほうの流布るふにより、選挙せんきょがゆがめられることはあってはならない。公職こうしょく選挙せんきょ法ほうの虚偽きょぎ事項じこう公表こうひょう罪ざいや刑法けいほうの名誉めいよ毀損きそんなど既存きそんの法令ほうれいのグリップをまず効きかせる。そして、SNS事業じぎょう者しゃの責任せきにんの明確めいかく化かに挑戦ちょうせんしていくことが非常ひじょうに大事だいじだ。与野党よやとうでしっかり答こたえを出だしていきたい」と述のべました。

立憲りっけん民主党みんしゅとう大串おおぐし代表だいひょう代行だいこう

立憲りっけん民主みんしゅ党とうの大串おおぐし代表だいひょう代行だいこうは「選挙せんきょにおけるSNSの持もつ影響えいきょう力りょくは増ましていて、情報じょうほうが簡易かんいに手てに入はいるといういい面めんがある一方いっぽうで、不確ふたしかな情報じょうほうが流布るふすることで多おおくの人ひとがそれに基もとづいて投票とうひょうに行いってしまう可能かのう性せいもある。

SNSの選挙せんきょとの関かかわりには規制きせいが必要ひつようで、規制きせいする主体しゅたいとして第だい三さん者しゃ的てきなファクトチェックのようなものはあってよいのではないか」と述のべました。

日本にっぽん維新いしんの会かい青柳あおやぎ政務せいむ調査ちょうさ会長かいちょう

日本にっぽん維新いしんの会かいの青柳あおやぎ政務せいむ調査ちょうさ会長かいちょうは「SNSなどを活用かつようして政策せいさくや候補こうほ者しゃのことを知しっていくこと自体じたいはいいことだが、フェイクニュースやお金かねもうけのためのSNSの活用かつようは、他たの人ひとたちの権利けんりもおかしている。

フェイクニュースを出だした場合ばあいに、その事業じぎょう者しゃに罰金ばっきんを科かすということを日本にっぽんも一定いってい程度ていど取り入とりいれていくべきだ」と述のべました。

公明党こうめいとう石川いしかわ参議院さんぎいん幹事かんじ長ちょう

公明党こうめいとうの石川いしかわ参議院さんぎいん幹事かんじ長ちょうは「国民こくみんに政党せいとうや候補こうほ者しゃの考え方かんがえかたを広ひろく伝つたえる上うえでSNSの活用かつようはいっそう進すすめていかなければならない。

課題かだいは憲法けんぽうとの兼ね合かねあいで、表現ひょうげんの自由じゆうとのバランスをどうとるかだ。法規ほうき制せいになじまない項目こうもくは政党せいとう間かんの紳士しんし協定きょうていのような合意ごういを示しめし、有権者ゆうけんしゃの投票とうひょうに委ゆだねることも一案いちあんではないか」と述のべました。

国民こくみん民主党みんしゅとう古川ふるかわ代表だいひょう代行だいこう

国民こくみん民主みんしゅ党とうの古川ふるかわ代表だいひょう代行だいこうは「現時点げんじてんで規制きせいは慎重しんちょうであるべきだ。

SNSによって政治せいじと有権者ゆうけんしゃとの距離きょりが近ちかくなるなどメリットもあり、規制きせいする場合ばあい、表現ひょうげんを検閲けんえつすることになりかねない。憲法けんぽう改正かいせいの中なかで、プラットフォーマーの責任せきにんのようなものもデジタル時代じだいの人権じんけんを保障ほしょうするという形かたちで書き込かきこむべきだ」と述のべました。

共産党きょうさんとう井上いのうえ参議院さんぎいん幹事かんじ長ちょう

共産きょうさん党とうの井上いのうえ参議院さんぎいん幹事かんじ長ちょうは「参政さんせい権けんを生いかすためには有権者ゆうけんしゃが気軽きがるに多面ためん的てきに選挙せんきょに参加さんかする必要ひつようがあり、SNSは非常ひじょうに重要じゅうようなツールだ。

さまざまな問題もんだいはあるが、現行げんこう法ほうでできることもやりながら対応たいおうを検討けんとうし、表現ひょうげんの自由じゆうへの規制きせいは慎重しんちょうであるべきだ」と述のべました。

れいわ新選しんせん組ぐみ大石おおいし共同きょうどう代表だいひょう

れいわ新選しんせん組ぐみの大石おおいし共同きょうどう代表だいひょうは「大量たいりょうの資金しきんが誰だれかに流れ込ながれこんでデマ情報じょうほうや公益こうえき性せいもないようなことを流ながして、それが選挙せんきょにも影響えいきょうしているというメカニズムにクローズアップして議論ぎろんしないと法ほう整備せいびはできない。

これをまず解明かいめいすべきだ」と述のべました。

参政さんせい党とう神谷かみや代表だいひょう

参政さんせい党とうの神谷かみや代表だいひょうは「表現ひょうげんの自由じゆうはしっかり守まもっていかなければならず、政府せいふはSNS上じょうの言論げんろん統制とうせいを一切いっさいやってはいけない。

一方いっぽうで、SNSによるひぼう中傷ちゅうしょうやデマの拡散かくさんには匿名とくめい性せいの排除はいじょなどルール設定せっていをきちんとやっていくことで、みんなが発言はつげんできる状況じょうきょうを担保たんぽしていくべきだ」と述のべました。

日本にっぽん保守党ほしゅとう百田ももた代表だいひょう

日本にっぽん保守党ほしゅとうの百田ももた代表だいひょうは「SNSに限かぎらず、地上波ちじょうはも雑誌ざっしも新聞しんぶんも同おなじで、表現ひょうげんの自由じゆうは、当然とうぜん守まもられるべきだが自由じゆうには必かならず制限せいげんがあるので、ひぼう中傷ちゅうしょうは刑法けいほうで制限せいげんされるべきだ。