ドイツの
新たな
首相に6
日就任する
予定のメルツ
氏は、5
日、
演説し、
就任初日から
低迷する
経済の
立て直しなどに
全力で
取り組む決意を
示しました。
また、
同じ日に
行われた
退任式典に
出席したショルツ
首相もメルツ
氏へエールを
送りました。
ドイツでは6日、連邦議会がことし2月の総選挙で勝利した中道右派の「キリスト教民主・社会同盟」のメルツ氏を新たな首相に選出する予定です。
これを前に5日、首都ベルリンでは、メルツ氏の「キリスト教民主・社会同盟」と連立を組む中道左派の「社会民主党」の政策協定の署名式が行われました。
そして、メルツ氏が演説し「この国は、初日から精力的、計画的に働く政府を求めている」と述べ、就任初日から低迷する経済の立て直しなどに全力で取り組む決意を強調しました。
また、5日夜には、ショルツ首相の退任式典も行われ、大統領らがその労をねぎらいました。
ショルツ氏は2021年12月に首相に就任してすぐにロシアのウクライナ侵攻が始まりました。
ロシア産ガスの供給停止に伴うエネルギー危機への対応や、ナチスの反省から消極的だった軍事支援を決断するなど対応に追われました。
演説でショルツ氏は「ドイツのために働いたことは私の生涯の誇りだ」とふり返るとともに、メルツ氏には「あなたがこれからの課題や挑戦で成功を収めることを祈っている」と述べ、エールを送りました。