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彼等

三人称。 あの者たち。 かれら。 「~も世の中にあるにや, なきにや/宇津保(国譲上)」

あれあれ

(感) 驚いたり, あきれたりした時に発する語。 「~, こんなに汚して」

粗粗

(1)詳しくはないが, 一通り。 ざっと。 だいたい。 「事情も~のみこめました」 (2)まばらなさま。 きめがあらいさま。 「木が~と生えている」

あらあら

(感) 驚いたりあきれたりした時などに発する語。 主に女性が用いる。 「~, 坊や, 何してるの」

荒荒

荒々しいさま。 乱暴なさま。 「彼の者をば~と申しておつ返してさうらふ/謡曲・春栄」

溢れる

〔「あぶれる」と同源〕 (1)液体が容器や池・川などにいっぱいになって上の方からこぼれる。 「浴槽から湯が~・れる」「大雨で川が~・れる」「~・れる涙をぬぐう」 (2)人や物が入り切らずに外に残る。 「道路にまで人が~・れる」 (3)(入り切らないほど)たくさんある。 「デパートには品物が~・れている」「才気~・れる青年」「魅力~・れる人物」

溢れる

〔「あふれる」と同源〕 (1)「あふれる」に同じ。 「カワガ~・レタ/ヘボン」 (2)所定の人数からはみ出す。 希望者が多くて仕事を得ることができないでいる。 「仕事に~・れる」 (3)狩猟や釣りで, 獲物を得ることに失敗する。 (4)余計者になる。 落ちぶれる。 「また見苦しきさまにて世に~・れむも/源氏(東屋)」

荒れ

(1)あれること。 特に天候などがあれること。 あらし。 多く, 他の語と複合して用いられる。 「~模様」「この~にまあ, 何処へお出ででございましたね/魔風恋風(天外)」 (2)皮膚のきめがあらくなること。 「肌の~」

我

一人称。 私。 われ。 「枕(マ)かむとは~はすれどさ寝むとは~は思へど/古事記(中)」 〔中古以降は, この語の代わりに「われ」が用いられるようになる〕 <i>~かにもあらず</i> 自他の区別がつかない。 我を忘れて茫然(ボウゼン)とするさま。 「立ち出づるほどの心地~ず, 現ともおぼえで/更級」 <i>~にもあらず</i> 「あれかにもあらず」に同じ。 「ただ急がしに出だしつれば, ~ぬここちすれど/枕草子 184」

吾

一人称。 私。 われ。 「枕(マ)かむとは~はすれどさ寝むとは~は思へど/古事記(中)」 〔中古以降は, この語の代わりに「われ」が用いられるようになる〕 <i>~かにもあらず</i> 自他の区別がつかない。 我を忘れて茫然(ボウゼン)とするさま。 「立ち出づるほどの心地~ず, 現ともおぼえで/更級」 <i>~にもあらず</i> 「あれかにもあらず」に同じ。 「ただ急がしに出だしつれば, ~ぬここちすれど/枕草子 184」

彼

(1)遠称の指示代名詞。 (ア)事物や人を指し示す。 「~はだれだろう」「~が駅へ行く道です」(イ)時や事柄を指し示す。 「~からずっと立ち通しだ」「~は三年前のことだ」「~くらい何でもない」(ウ)場所を指し示す。 「~に見え候, 粟津の松原と申す/平家 9」 (2)三人称。 同等以下の人を親しみをこめて指し示す。 「~には苦労ばかりかけた」「~は達者で暮らしているかな」 (3)〔中世語〕 中称の指示代名詞。 事物や人・場所を指し示す。 それ。 その人。 そこ。 「誰そ, ~きけ/平家 3」

荒くれ

性質や動作が荒々しいこと。 乱暴なこと。 また, その人。 「~男」

荒びる

〔上二段動詞の「荒ぶ」の上一段化〕 荒々しく振る舞う。 荒れ立つ。 「陸奥国の~・びる蝦夷等を討ち治めに/続紀(延暦八宣命)」

粗ける

(1)離れ離れになる。 散り散りになる。 「あやしき少女の去りてより, 程なく人々~・けぬ/うたかたの記(鴎外)」「是に~・けたる卒(イクサ)更に聚る/日本書紀(舒明訓)」 (2)道や場所をあける。 また, 間をあける。 [日葡] (3)火や灰などをかきひろげる。 「馳走ぶりに火を~・ける/多情多恨(紅葉)」

散ける

(1)離れ離れになる。 散り散りになる。 「あやしき少女の去りてより, 程なく人々~・けぬ/うたかたの記(鴎外)」「是に~・けたる卒(イクサ)更に聚る/日本書紀(舒明訓)」 (2)道や場所をあける。 また, 間をあける。 [日葡] (3)火や灰などをかきひろげる。 「馳走ぶりに火を~・ける/多情多恨(紅葉)」

有る

※一※ ❶物が存在する。 (1)(何が存在するかが問題の場合)存在する。 「山にはまだ雪が~・る」「この川の真ん中に国境が~・る」「何かいい方法が~・るといいのだが」 (2)(その物が存在すること自体は自明で, 場所が問題である場合)位置する。 「本社は大阪に~・る」「その町は札幌の北三〇キロの所に~・る」「事故の責任は私に~・る」 ❷人が存在する。 (1)(誰が存在するかが問題の場合)いる。 「昔々, ある所におじいさんとおばあさんが~・りました」「今は昔, 竹取の翁といふもの~・りけり/竹取」 (2)人が死なずに生存する。 「先生の~・りし日をしのぶ」 (3)(その人が存在すること自体は自明のことで, 場所が問題である場合)人がある場所に滞在する。 そこに暮らす。 「当時彼はパリに~・って絵の勉強をしていた」「彼女は今病の床に~・る」 (4)人がある特別の地位や環境にいる。 「逆境に~・っても望みを捨てない」「長年にわたって理事長の職に~・る」 ❸所有している。 持っている。 (1)人が財産などを所有している。 「彼には財産が~・る」「お隣にはいい車が~・る」 (2)ある人が, 家族・親戚・友人などをもっている。 「大阪に親戚が~・る」「妻子の~・る身」 (3)物や人などが, ある要素や, 付属的・付随的な物を持っている。 「サメには鋭い歯が~・る」「あの人は顔にほくろが~・る」 (4)人や物がある属性をもっている。 「彼女には気品が~・る」「ニンニクには独特の匂いが~・る」 (5)人などがある能力・実績・経験を持っている。 「彼は力が~・る」「相当の学力が~・る」「政界に影響力が~・る」 (6)人が, ある考え・記憶・感覚を持っている。 「私にいい考えが~・る」「この説にはいろいろ疑問が~・る」 (7)人が, 何か解決・処理すべき事柄をもっている。 「用事が~・るのでお先に失礼する」「ちょっと相談が~・るんだけど」 ❹(数量を表す語を副詞的に受けて)その物の数・量・重さ・長さ・時間などが…だということを表す。 「頭が二つ~・る蛇」「重さが一〇トンも~・る岩」「運動会まであと一週間~・る」 ❺動作・現象が実現する。 (1)何か事が起こる。 「踏切で事故が~・った」「二人の間に何か~・ったんですか」「二度~・ることは三度~・る」 (2)行事・催し・会合などが行われる。 「これから会議が~・る」 ❻ (1)(「…とある」の形で)他人の文章を引用して示す。 …と書かれている。 「法律の条文には『…』と~・る」「彼の手紙には『来月帰国する』と~・った」 (2)(「…とあって」の形で)状況・場合が…であるので。 …なので。 「子供の日と~・ってどこの遊園地も親子連れでいっぱいだ」「全体で決まったと~・っては断れない」 (3)(「…することがある」「…したことがある」などの形で)時には…する, 過去に…した経験をもつ, などの意を表す。 「時に内容の一部を変更することが~・る」「何度か京都へ行ったことが~・る」 (4)(「…にあっては」の形で)人間集団・社会を表す名詞を受け, そこにおいては, の意を表す。 「わが党に~・っては常に国民の要望にこたえる政策を作っていきたい」 ※二※(補助動詞) ❶名詞に断定の助動詞「だ」の連用形「で」を添えたものに付いて, 指定の意を表す。 (1)ある物事と他の物事とが等しい関係にあることを表す。 「彼は学生で~・る」「一足す二は三で~・る」 (2)ある物事が何らかの類に属することを表す。 「トラはネコ科の動物で~・る」「吾輩は猫で~・る」 (3)ある状態, ある事態にあることを表す。 「あたりは一面の銀世界で~・る」「彼はもう退職したはずで~・る」 (4)古語では, 断定の助動詞「なり」「たり」の連用形「に」「と」を添えたものに付く。 「一つ松人に~・りせば太刀佩(ハ)けましを/古事記(中)」「なかなかに人と~・らずは酒壺になりにてしかも酒にしみなむ/万葉 343」 ❷種々の語に付いて, そういう状態である, そういう性質をもっている意を表す。 「ある」の前に助詞の入ることもある。 (1)形容詞・形容動詞の連用形に付く場合。 「うれしくも~・り, 悲しくも~・る」「狭くは~・っても楽しいわが家」「ここは静かで~・る」「みんな親切で~・った」 (2)副詞「かく」「しか」「さ」などに付く場合。 「世の中は恋繁しゑやかくし~・らば梅の花にもならましものを/万葉 819」 (3)打ち消しの助動詞「ず」, 推量の助動詞「べし」の連用形に付く場合。 「あすよりはみ山隠りて見えずかも~・らむ/古事記(下)」「かくばかり恋ひむとかねて知らませば妹をば見ずそ~・るべく~・りける/万葉 3739」 ❸動詞の連用形に助詞「て(で)」を添えた形に付いて, 動作・作用の完了・継続・残存の意を表す。 主として他動詞を受ける。 (1)ある動作・作用の結果が続いていることを表す。 「窓が開けて~・る」「小さく刻んで~・る」 (2)準備がきちんとなされていることを表す。 「あすの事はちゃんと予習して~・る」「表に車を待たせて~・る」「きれいに継いで~・る」 ❹動詞の連用形に助詞「つつ」を添えた形に付いて, 動作・作用の進行を表す。 「太陽が山の端に沈みつつ~・る」「病状はだんだんとよくなりつつ~・る」 〔翻訳文の影響で, 「書物を読みつつ~・る」のように継続する動作についても用いることがある〕 ❺動作性の漢語名詞または動詞の連用形に付いて, その動作をする人に対する尊敬の意を表す。 (1)接頭語「御」によって敬意を添えることが多い(現代語ではややふざけた場合にしか言わない)。 「どうぞ御笑覧~・れ」「正月五日, 主上御元服~・つて/平家 1」「少し御まどろみ~・りける御夢に/太平記 3」 (2)(「御…あらせられる」の形で)非常に高い敬意を表す。 「殿下が会場に御臨席~・らせられる」「伊勢神宮に御参拝~・らせられる」 〔(1)中世後期の口語ではラ行四段が一般的となる。 (2)現代語では, 「ある」の打ち消しの言い方として, 「あらない」は用いられず, 「ない」の語が用いられる。 ただし, 近世には, ごくまれに, 「せく事はあらない/浄瑠璃・宵庚申(上)」などの例がみられる〕 ︱慣用︱ 上には上が~・気が~・名が~・花も実も~・一癖~・脈が~/心ここに有らず 有る限り あるだけみんな。 残らず。 あるったけ。 「~の食糧をくいつくす」 有るか無きか (1)あると言えば言えるが, ほとんどないと言ってよいほどはかないさま。 たよりないさま。 弱々しいさま。 「かげろふの~にけぬる世なれば/後撰(雑二)」 (2)存在するかしないか。 「思ふべきわが後の世は~なければ/新古今(雑下)」 有るか無し あるかないかわからないほど少量であること。 わずか。 「~(か)の分量」 在るが儘(ママ) 実際にある, その状態のまま。 ありのまま。 有る事無い事 本当のこととうそのこと。 「~を言いふらす」 有るにも有らず 確かに生きているともいえないような状態。 正気でない状態にもいう。 「さりともと思ふらんこそ悲しけれ~ぬ身を知らずして/伊勢 65」

在る

※一※ ❶物が存在する。 (1)(何が存在するかが問題の場合)存在する。 「山にはまだ雪が~・る」「この川の真ん中に国境が~・る」「何かいい方法が~・るといいのだが」 (2)(その物が存在すること自体は自明で, 場所が問題である場合)位置する。 「本社は大阪に~・る」「その町は札幌の北三〇キロの所に~・る」「事故の責任は私に~・る」 ❷人が存在する。 (1)(誰が存在するかが問題の場合)いる。 「昔々, ある所におじいさんとおばあさんが~・りました」「今は昔, 竹取の翁といふもの~・りけり/竹取」 (2)人が死なずに生存する。 「先生の~・りし日をしのぶ」 (3)(その人が存在すること自体は自明のことで, 場所が問題である場合)人がある場所に滞在する。 そこに暮らす。 「当時彼はパリに~・って絵の勉強をしていた」「彼女は今病の床に~・る」 (4)人がある特別の地位や環境にいる。 「逆境に~・っても望みを捨てない」「長年にわたって理事長の職に~・る」 ❸所有している。 持っている。 (1)人が財産などを所有している。 「彼には財産が~・る」「お隣にはいい車が~・る」 (2)ある人が, 家族・親戚・友人などをもっている。 「大阪に親戚が~・る」「妻子の~・る身」 (3)物や人などが, ある要素や, 付属的・付随的な物を持っている。 「サメには鋭い歯が~・る」「あの人は顔にほくろが~・る」 (4)人や物がある属性をもっている。 「彼女には気品が~・る」「ニンニクには独特の匂いが~・る」 (5)人などがある能力・実績・経験を持っている。 「彼は力が~・る」「相当の学力が~・る」「政界に影響力が~・る」 (6)人が, ある考え・記憶・感覚を持っている。 「私にいい考えが~・る」「この説にはいろいろ疑問が~・る」 (7)人が, 何か解決・処理すべき事柄をもっている。 「用事が~・るのでお先に失礼する」「ちょっと相談が~・るんだけど」 ❹(数量を表す語を副詞的に受けて)その物の数・量・重さ・長さ・時間などが…だということを表す。 「頭が二つ~・る蛇」「重さが一〇トンも~・る岩」「運動会まであと一週間~・る」 ❺動作・現象が実現する。 (1)何か事が起こる。 「踏切で事故が~・った」「二人の間に何か~・ったんですか」「二度~・ることは三度~・る」 (2)行事・催し・会合などが行われる。 「これから会議が~・る」 ❻ (1)(「…とある」の形で)他人の文章を引用して示す。 …と書かれている。 「法律の条文には『…』と~・る」「彼の手紙には『来月帰国する』と~・った」 (2)(「…とあって」の形で)状況・場合が…であるので。 …なので。 「子供の日と~・ってどこの遊園地も親子連れでいっぱいだ」「全体で決まったと~・っては断れない」 (3)(「…することがある」「…したことがある」などの形で)時には…する, 過去に…した経験をもつ, などの意を表す。 「時に内容の一部を変更することが~・る」「何度か京都へ行ったことが~・る」 (4)(「…にあっては」の形で)人間集団・社会を表す名詞を受け, そこにおいては, の意を表す。 「わが党に~・っては常に国民の要望にこたえる政策を作っていきたい」 ※二※(補助動詞) ❶名詞に断定の助動詞「だ」の連用形「で」を添えたものに付いて, 指定の意を表す。 (1)ある物事と他の物事とが等しい関係にあることを表す。 「彼は学生で~・る」「一足す二は三で~・る」 (2)ある物事が何らかの類に属することを表す。 「トラはネコ科の動物で~・る」「吾輩は猫で~・る」 (3)ある状態, ある事態にあることを表す。 「あたりは一面の銀世界で~・る」「彼はもう退職したはずで~・る」 (4)古語では, 断定の助動詞「なり」「たり」の連用形「に」「と」を添えたものに付く。 「一つ松人に~・りせば太刀佩(ハ)けましを/古事記(中)」「なかなかに人と~・らずは酒壺になりにてしかも酒にしみなむ/万葉 343」 ❷種々の語に付いて, そういう状態である, そういう性質をもっている意を表す。 「ある」の前に助詞の入ることもある。 (1)形容詞・形容動詞の連用形に付く場合。 「うれしくも~・り, 悲しくも~・る」「狭くは~・っても楽しいわが家」「ここは静かで~・る」「みんな親切で~・った」 (2)副詞「かく」「しか」「さ」などに付く場合。 「世の中は恋繁しゑやかくし~・らば梅の花にもならましものを/万葉 819」 (3)打ち消しの助動詞「ず」, 推量の助動詞「べし」の連用形に付く場合。 「あすよりはみ山隠りて見えずかも~・らむ/古事記(下)」「かくばかり恋ひむとかねて知らませば妹をば見ずそ~・るべく~・りける/万葉 3739」 ❸動詞の連用形に助詞「て(で)」を添えた形に付いて, 動作・作用の完了・継続・残存の意を表す。 主として他動詞を受ける。 (1)ある動作・作用の結果が続いていることを表す。 「窓が開けて~・る」「小さく刻んで~・る」 (2)準備がきちんとなされていることを表す。 「あすの事はちゃんと予習して~・る」「表に車を待たせて~・る」「きれいに継いで~・る」 ❹動詞の連用形に助詞「つつ」を添えた形に付いて, 動作・作用の進行を表す。 「太陽が山の端に沈みつつ~・る」「病状はだんだんとよくなりつつ~・る」 〔翻訳文の影響で, 「書物を読みつつ~・る」のように継続する動作についても用いることがある〕 ❺動作性の漢語名詞または動詞の連用形に付いて, その動作をする人に対する尊敬の意を表す。 (1)接頭語「御」によって敬意を添えることが多い(現代語ではややふざけた場合にしか言わない)。 「どうぞ御笑覧~・れ」「正月五日, 主上御元服~・つて/平家 1」「少し御まどろみ~・りける御夢に/太平記 3」 (2)(「御…あらせられる」の形で)非常に高い敬意を表す。 「殿下が会場に御臨席~・らせられる」「伊勢神宮に御参拝~・らせられる」 〔(1)中世後期の口語ではラ行四段が一般的となる。 (2)現代語では, 「ある」の打ち消しの言い方として, 「あらない」は用いられず, 「ない」の語が用いられる。 ただし, 近世には, ごくまれに, 「せく事はあらない/浄瑠璃・宵庚申(上)」などの例がみられる〕 ︱慣用︱ 上には上が~・気が~・名が~・花も実も~・一癖~・脈が~/心ここに有らず 有る限り あるだけみんな。 残らず。 あるったけ。 「~の食糧をくいつくす」 有るか無きか (1)あると言えば言えるが, ほとんどないと言ってよいほどはかないさま。 たよりないさま。 弱々しいさま。 「かげろふの~にけぬる世なれば/後撰(雑二)」 (2)存在するかしないか。 「思ふべきわが後の世は~なければ/新古今(雑下)」 有るか無し あるかないかわからないほど少量であること。 わずか。 「~(か)の分量」 在るが儘(ママ) 実際にある, その状態のまま。 ありのまま。 有る事無い事 本当のこととうそのこと。 「~を言いふらす」 有るにも有らず 確かに生きているともいえないような状態。 正気でない状態にもいう。 「さりともと思ふらんこそ悲しけれ~ぬ身を知らずして/伊勢 65」

散る

(1)散り散りになる。 「~・れて寄りまうで来ず/竹取」 (2)遠のく。 うとくなる。 「鮪(シビ)突く海人よ其(シ)が~・れば, うら恋しけむ/古事記(下)」

離る

(1)散り散りになる。 「~・れて寄りまうで来ず/竹取」 (2)遠のく。 うとくなる。 「鮪(シビ)突く海人よ其(シ)が~・れば, うら恋しけむ/古事記(下)」

生る

神聖なものが出現する。 生まれる。 「然して~・れ坐しし御子の名は日子八井命/古事記(中)」