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尻籠

[しこ]
矢を入れて携帯する道具。
「~の矢, 筈下りに負ひなして/義経記 5」

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籠

(1)かご。 「~もよ, み~持ち/万葉 1」 (2)「伏(フ)せ籠(ゴ)」に同じ。 「なえたる衣(キヌ)どもの厚肥えたる, 大いなる~にうちかけて/源氏(帚木)」

籠

竹・籐(トウ)・針金などの細い物を編んだり組んだりしてつくった入れ物。 <i>~で水を汲(ク)・む</i> 骨折っても効果のないことのたとえ。 目籠で水を汲む。 ざるに水。

尻

〔「いざらい」とも〕 しり。 [名義抄]

尻

※一※ (名) (1)四足動物の胴の後肢の付け根の後方, 肛門のあるあたりで, 肉が豊かについているところ。 臀部(デンブ)。 けつ。 おいど。 いしき。 (2)空間的または時間的に順序をなして続いているものの, 最後の部分。 後尾。 しまい。 うしろ。 ⇔ あたま 「行列の~につく」「言葉の~」 (3)上と下, 前とうしろ, 本と末, 頂と底のあるものの, 下・うしろ・末・底の部分。 「縄の~」「なべの~」 (4)あとに残った, 処理しなくてはならない懸案。 あと始末。 「不始末の~を持って行く」 (5)(「じり」の形で)名詞の下に付いて複合語をつくる。 (ア)ものの一番終わり, または終わりの部分をいう。 「幕~」「帳~」「言葉~」(イ)「帳尻」の略。 「貿易~」 ※二※ (接尾) 助数詞。 矢羽に用いる鳥の羽を数えるのに用いる。 尾羽を用いるところからいう。 大ワシは一四枚, 小ワシは一二枚, タカは一〇枚で一尻という。 「紺の布百反, 鷲の羽百~/義経記 7」 <i>~が青・い</i> 〔幼児の尻が青みがかっていることから〕 未熟で, 一人前でない。 「まだ~・い若者」 <i>~が暖ま・る</i> 長い間同じ所に落ち着いている。 しりがぬくもる。 <i>~が重・い</i> 身軽に立ち働かない。 また, 動作が鈍い。 <i>~が軽・い</i> (1)動作が敏捷(ビンシヨウ)である。 (2)軽はずみな行動をする。 (3)女が浮気である。 <i>~が来る</i> 苦情や談判を持ち込まれる。 他人の尻ぬぐいをする羽目になる。 <i>~がこそばゆ・い</i> 何となく落ち着かなくて, そこから立ち去りたい気持ちだ。 きまりが悪い。 「むやみにほめられて~・い」 <i>~が長・い</i> 話し込んでなかなか帰らない。 長居をする。 長尻である。 <i>~から抜・ける</i> 見聞きしたことをすぐに忘れる。 <i>~が割・れる</i> 悪いたくらみが露見する。 秘密がばれる。 「以前放蕩の~・れて, いまでは借金で首がまはらず/当世書生気質(逍遥)」 <i>~に敷・く</i> 妻が夫を軽んじて, 自分かってに振る舞う。 「亭主を~・く」 <i>~に火がつ・く</i> 物事が身近にさし迫ってきている。 <i>~に帆(ホ)を掛・ける</i> あわてて逃げ出す。 <i>~の毛まで抜か・れる</i> 何も残らなくなるまでだまし取られる。 <i>~の毛を抜・く</i> 他人の油断している間に出し抜く。 <i>~も結ばぬ糸</i> 〔糸尻に玉結びをしていない縫い糸の意から〕 しまりのないこと。 けじめのないこと, また無責任なことのたとえ。 「~をいやるな。 それはあとへぬけ事/浮世草子・俗つれ 4」 <i>~を上・げる</i> 訪問先を辞去する。 「なかなか~・げようとしない客」 <i>~を落ち着・ける</i> その場所に長くとどまる。 尻を据える。 腰を落ち着ける。 <i>~を絡(カラ)・げる</i> 着物のすそをまくり上げて帯にはさみこむ。 「~・げて逃げ出す」 <i>~を据(ス)・える</i> (1)落ち着いてすわり込み, 立ち去らない。 (2)本気で物事に取り組む。 「~・えてかかる」 <i>~を叩(タタ)・く</i> (1)やる気を起こすように励ます。 (2)実行するように催促する。 けつをたたく。 尻をひっぱたく。 <i>~を拭(ヌグ)・う</i> 他人の失敗などの後始末をする。 しりぬぐいをする。 <i>~を端折(ハシヨ)・る</i> (1)着物のすそを折って帯にからげる。 (2)物事の終わりを簡単にする。 簡単に切り上げる。 <i>~を振・る</i> 自動車を運転中, ハンドル操作とかかわりなく車体後部が左右に揺れる。 <i>~を捲(マク)・る</i> それまでの穏やかな態度を変えて, 急に強い態度に出たりけんか腰になったりする。 居直る。 けつをまくる。 <i>~を持ち込・む</i> 問題の後始末をせまる。 <i>~を割・る</i> 悪事のたくらみなどを露見させる。 悪事を暴露する。 けつを割る。

尻

(1)〔「あな」の意から〕 俗に「しり」「うしろ」をいう。 (2)俗に「最後」のこと。 びり。 「~から三番目」 (3)男色。 「~をするまねには孟母こまる也/柳多留 43」 <i>~の穴(アナ)が=小さ・い(=狭(セマ)・い)</i> 度量がせまい。 小心である。 「~・いことを言うな」 <i>~の毛を抜・く</i> ⇒ しり(尻)の毛を抜く(「しり」の句項目) <i>~を捲(マク)・る</i> 〔着物の裾をまくって座り込む, の意〕 威嚇するような態度に出る。 また, 居直る。 しりをまくる。 <i>~を割・る</i> ⇒ しり(尻)を割る(「しり」の句項目)

尻

⇒ しり(尻)※一※(5)

矢籠

矢を入れて携帯する道具。 「~の矢, 筈下りに負ひなして/義経記 5」

蒸籠

⇒ せいろう(蒸籠)

籠居

〔「こもりい」の漢字表記「籠居」を音読みした語〕 外に出ず家の中に閉じこもっていること。 「神仏にも人間にも見放されて, かく~してゐる我々である/阿部一族(鴎外)」

籠城

(1)城にたてこもって敵を防ぐこと。 「~して援軍を待つ」 (2)ある物事に集中し, 家などにひきこもって一歩も外へ出ないことのたとえ。 「アトリエに~して制作に励む」

籠球

バスケットボールの訳語。

魚籠

魚釣りなどの折に, とった魚を入れておく, 竹・網などで作った籠(カゴ)。

砂籠

蛇籠の形を模した鋳物製花留め。 古くは竹で編んだという。 「蛇」の字を嫌って「砂」を当てる。

虫籠

(1)むしかご。 (2)「虫籠窓」の略。 「弥七しゆろ箒に四手切りて~よりによつと出せば/浮世草子・一代男 7」

目籠

「めかご(目籠)」に同じ。

薬籠

薬を入れる手箱。 また, 薬を入れて携帯する箱。 二重三重に重ねたものもあった。 やろう。 <i>~中((ヤクロウチユウ))の物</i> 自分の手中にあっていつでも自由に使えて役に立つもの。 自家(ジカ)薬籠中の物。 <i>~に親しむ</i> 薬を常に服用する。

目籠

竹などで編んだ目の粗い籠。 めご。

参籠

神社・寺院などに一定の期間こもって祈願すること。 おこもり。 「寺に~する」

葛籠

衣服を入れるかご。 つづら。